iPhoneとApp Storeの成功に携帯電話の未来を見る
admin [WSJ] App Storeの成功語るジョブズ氏、iPhoneの“キルスイッチ”も認める
AppleがオンラインソフトショップApp Storeを開設してから1カ月で、ユーザーは6000万本を超えるプログラムをiPhoneにダウンロードしたとスティーブ・ジョブズCEOは Apple本社でのインタビューで語った。App Storeのアプリケーションのほとんどは無料だが、1日の売上高は平均100万ドル、1カ月で約3000万ドルだと同氏は言う。
販売ペースがこのままなら、AppleはApp Storeで年間3億6000万ドル以上の新たな収入を得ることになると同氏は語る。「すぐに5億ドルにも達するだろう」と同氏は付け加えた。「何とも言えないが、いつかの時点で10億ドル市場になるかもしれない」
この種のビジネスは、利益率が非常に高いので、アップルは儲かってしょうがない状態になるだろう。
ただ、これらのことから見えてくるのは、携帯電話、というもの自体の未来だ。
「携帯電話の差別化要因は、かつては無線やアンテナなどだった」とジョブズ氏。「これからの携帯電話はソフトによって差別化を図ると思う」
通話可能範囲が必要十分な条件を満たしていることから、消費者から見て、現状の携帯電話はコモディティなのだ。そのため、価格競争が激化している。
しかし、現状においてコモディタイズされた携帯電話のバリューチェーン上において、差別化できる要素が生まれてきた。
それが、ソフトウェアだ。
現状において、携帯電話におけるソフトウェアは必要十分なレベルとはいえない。
つまり、十分に進化する余地があり、また、消費者もそれを望んでいる状態なのだ。
このことから、今後、携帯電話におけるアプリケーションが携帯電話自体の魅力を高め、差別化することになるだろう。
米Microsoftや米Googleなどの競合企業も同様の考えだ。両社は独自の携帯電話向けソフトウェアプラットフォームを普及させようとしている。市場調査会社Envisioneering Groupのアナリスト、リチャード・ドハティ氏は、Appleはライバルのすきを突いたと語る。「ライバルたちはAppleに開発者を奪われた」
マイクロソフトも、グーグルも、IBM PCにおけるマイクロソフトを十分に認識しているからこそ、自社のリーダーシップを確保しようと努力しているのだろう。
ソフトウェアプラットフォームがどのようになるのか、それは偶然の要素が大きそうだが、これからの動向は今後の時代を大きく左右することだろう。
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