プーア・リチャードの暦 ベンジャミン フランクリン (著) #81
blogown 印刷業で成功を収めた後、政界に進出しアメリカ独立に多大な貢献をし、多くのアメリカ人の価値観に影響を与えた(米100ドル紙幣に肖像がある)ベンジャミン・フランクリンが書いた教訓やことわざが書かれた暦が本書。
総じて言えば、「勤勉と倹約」を主とした価値観であり、古風でありながら、なおも輝きを失わない普遍的なもののように感じる。
そこで、本書から、いくつもの印象的な部分を引用してみる。
人生を大切にしたいとおっしゃるか?
ならば時間を無駄に使いなさるな。時間こそ、人生を形作るのに一番大事なものだからと、プーア・リチャードは言っています。
時間の浪費こそ一番のぜいたく
そして、彼がほかでも言っているように、
時間の遺失物は、間違っても見つかりっこない
時間は大切なのだとじんわりと感じさせる内容です。
井戸枯れて、水の有り難さを知る
お金の有難味を知りたくば、借金をしに行きなさいお金を借りに行くことは、悲しみを借りに行くこと
着道楽は禍のもと、道楽気分を相談する前に懐と相談しなさい虚栄心の物欲しさは、物乞いのようにしつこい。いやはるかに図々しい
最初の欲望を抑えるほうが、次々起こる欲望を全部満足させるよりも易しい富者への道は、もしそれをお望みならばですが、簡単なことなのです。
要するに取り引きのやり方と同じことなのです。
それには二つの言葉が大切です。勤勉と倹約です。
時間とお金を決して浪費することなく、この二つを最大限に活用するのです。
勤勉と倹約がなければ何事も成就しません。
勤勉と倹約があれば何事も成就します。
正直に働いてお金を得、得たお金は貯金する(必要な支出は別ですが)、そういう人は、必ず裕福になります。
勤勉とは、時間の浪費をしないこと。
倹約とは、お金の浪費をしないこと。
それは、極めて合理的で、充実した人生を送るための秘訣でもあるだろう。
資源はかぎられている。
お金は稼げば増えるかもしれないが、時間は厳然たる事実として有限なのだ。
だからこそ、一番のぜいたくである「時間の浪費」をせず、富者となるためにお金の浪費をせず生活すること。
自分の生き方、人生について考えさせられる一冊。
だからこそ、アメリカ人の価値観に影響を与えることになったのだろう。
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1 Comment »| タグ: ベンジャミン・フランクリン, 名著, 富, 歴史系, 蓄財, 豊かになるための本, 質素倹約



3月 13th, 2009 at 10:19
いつも良い本の解説ありがとうございます。
時間は竹田陽一先生が言われるように弱者の唯一の武器です。
弱者はコツコツコツコツコツと地道に泥臭く。
あ、これは田中真澄先生でした。