レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 本田 直之 (著) #88
blogown レバレッジコンサルティング(株)代表取締役社長で、ハワイに拠点をかまえ、年の半分をハワイですごし、ベストセラー『レバレッジ・リーディング』(東洋経済新報社)を代表としたレバレッジ・シリーズの著者、本田直之氏がスケジューリング、ToDoリスト、睡眠、隙間時間etc.最小の努力で最大の成果を上げる「時間投資」のノウハウについて語ったのが本書。
まず、興味深かったのが「時間の天引き」だ。
時間資産を増やすうえで、もう一つ重要なのは、「天引き貯金」の発想です。
お金を貯めるための、最も確実な方法は、収入のうちの一定額をあらかじめ貯蓄に回し、残ったお金で生活するという方法です。無計画に使うだけ使ってしまって、残ったお金を貯蓄に回そうという考え方では、まずお金は貯まりません。暇ができたら本を読もう、時間が余ったら新しい事業について勉強しようと思っていても、「いつか」「そのうち」というときはやってきません。重要なのは、やりたいこと・やるべきことのための時間を、あらかじめスケジュールから「天引き」してしまうことです。
これは、非常に重要なタイムマネジメントの方法だと感じる。
つまり、あらかじめスケジュール上、天引きすべき事柄を天引きしておいて、それ以外のスケジュールを埋めることで、天引きすべき重要な事柄を十分にこなすことができるようになるというわけだ。
そうしないと(個人的にも、大きな痛い目を見た上で感じることであるが)、重要ですべき事柄でさえ、こなすのに必要な時間をとることができず、結局、ダラダラしてしまうか、やらずに終わってしまうこと、ペンディングになってしまうということになってしまうのである。
また、本書が提唱しているのは、「レバレッジ・スケジューリング」というもので、「俯瞰逆算スケジュール」と「時間割」、そして「タスクリスト」の三つ。それぞれ興味深いのであるが、ここでは「俯瞰逆算スケジュール」について注目したい。
「俯瞰逆算スケジュール」のポイントは、予定全体を俯瞰すること。そして、成果を上げるためのタスクを逆算して考えることです。
アクティブ・スケジュールに必要なのは、まず明確なゴール設定です。○月○日に新規事業を立ち上げる、売上を二〇%アップする、新規顧客を獲得する、本を出版する、といった成果につながる重要な課題をだいたい三カ月先まで見通します。そして、私の場合は、これをカレンダーに書き込みます。
その上で目標達成のためにやらなければいけないことを、何段階かのステップに割り振り、ほかの予定とのバランスをとりながらスケジュールに落とし込んでいきます。
具体的には、目標が売り上げアップであれば、目標の数字をクリアするには何社から注文をとる必要があるか、そのためには○日までに何社にアプローチする必要があるのか、そのためにはどんなリストや資料が必要か、リストや資料はいつまでにそろえる必要があるのか、と考えていくわけです。
今日何をすべきか、明日何をすべきかは、すべてゴールから逆算することで決まります。
この「俯瞰逆算スケジュール」も極めて興味深い。
なぜなら、目標設定のテーマについては、さまざまなところで頻繁に目にするが、いざ実行段階、予定に落とし込むというところに行き着くまでには大きなハードルがある。
しかし、この「俯瞰逆算スケジュール」のコンセプトを活用すれば、ゴール設定をした上で、三か月先まで見通して、重要な課題を書き込み、その目標達成のためにやらなければならないことをステップに割り振ってスケジュール化していくのだから、明確にゴールに近づくということになっていく。
実際にこれらの考え方を反映させて行動に移していくには、時間がかかりそうだが、効果的な方法論だと感じるので、実行に移していきたいと思った。
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