死、それは成長の最終段階―続 死ぬ瞬間 エリザベス キューブラー・ロス (著) #105
blogown 本書の裏側にはこう書かれている。
『人が目的のない虚しい人生を送ってしまう原因の一つは、死の否認である。永遠の命を持っているように生きていると、やるべきことを先延ばしにしがちだからだ。死を意識することによって、人間は最後の段階まで成長する-。』
僕は今、さまざまな方の人生を取材して回るという活動をしている。
つまり、人の人生を数多く疑似体験しているというわけだ。
この活動を通して感じるのは、人の人生は短いということだ。
あっという間に時はたち、あっという間に時機を逃してしまうこともある。
人生には、必ず終わりがやってくる。
しかし、必ず来る終わりを無視して、否認してしまうと、だらけた生活を送ってしまうことになりがちだ。
エリザベス・キューブラー・ロスは、死を意識することが成長をもたらすと述べる。
同感だ。
本書でもこう書かれている。
仏教、仏陀について書かれたくだりの部分。
『万物は「変化と衰退から免れられず」、そして死は「万物に定められている終わりである」』
『「…しかも世間はその恐ろしさを忘れ、気にも留めていない。人の心は恐怖というものに実に無頓着になっている。考えてもごらん。人は、あの世への道を旅しているというのに、こんなにも安穏に暮らしているではないか…』
人生には終わりが存在し、それを意識し、短いものだと自覚したうえで、「諸欲の根を絶つ」のか、夢や目標に向かってまい進するのか、絶望にうちひしがれるのかは個々人によるだろう。
だが、その限りのあることを意識しないままでは、自分の資源を無駄遣いしかねない。
1日は24時間であり、1年は365日。
120歳まで生きられる可能性は今のところ、ゼロに近い。
さて、いかに生きるべきか。
そして、いかに死ぬべきか。
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