イニシエーション・ラブ (文庫) 乾 くるみ (著)
admin TSUTAYAに並んだ本を見ていると、たまたま平積みしていたので、目に留まり購入。小説を積極的に読むタイプではないが、何かの参考になればと買った。
本の帯には、「評判通りの仰天作。必ず二回読みたくなる小説などそうそうあるものじゃない。」と書評が書かれている。
読んだ感想を言えば、その通りだと思う。僕は、さらっとではあるが三回くらい読み通した(といっても、一度読めば十分くらいで読み通せるのだが)。
小説はエンターテインメントであり、文章そのものに価値があるわけなので、ストーリー自体が評価されるべきだろう。
この点、恋愛小説としては、格段の波乱もなく、甘酸っぱい恋の物語(前半)と遠距離恋愛(後半)といったパートに分かれているが、ストーリーに大いなる価値があるとは思えない。むしろ、この本自体のトリックに価値があると見出すべきだろう。
著者を調べてみると、「乾くるみ(いぬい くるみ、1963年 – )は、小説家・推理作家。」とあり、恋愛小説をメインに書いているのではなく、推理小説を書くのがメインのようだ。つまり、これは、恋愛小説をテーマにした推理的トリック小説なのだ、と。
当然、そんなことは知らずに読んだわけで、個人的には驚いた小説だった。
読み終えて理解した後、「やるなー。」と思った一冊。
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