B型自分の説明書 Jamais Jamais (著) #95

5月 13th, 2009 by blogown

ぼくはB型だ。

この本は、よくある占い本と似たような趣向である。
つまり、誰にでも当てはまるようなことが書かれているわけだ。

基本的には「あるあるー」ネタで構成されていて、自分に当てはまっていれば「あるあるー!」であるし、当てはまってなければ無視されるという、受け手の都合のいい思考回路を以ってウケがいい本である。

チェックボックスがあり、それにチェックを入れていくと、説明書が完成するという、つくりになっているところが、なるほどと思わせる。

と、滔々と述べてきたが、「オセロでは黒を持ちたい」タイプであったり、「地面に寝転がりたくなる」タイプであったりするので、個人的には「あるあるー!!」だ。

素直に面白いと思う。

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夢をかなえるゾウ 水野敬也 (著) #92

4月 30th, 2009 by blogown

ぼくは、この本に社会を見た。

主人公は、フツーの会社員。

あるきっかけで、いわゆるセレブのパーティに参加して、格差を見せつけられる。
ハイタワーマンション、大きな部屋、アイドル。
華やかな世界。
自分の現実。
敗北感。

上ではない。
かといって、下でもない。

働かないヤツよりはマシ。
マイルドな敗北感。
甘い絶望。

不意に訪れる破壊衝動。

主人公は思う。
このままで終わりたくない。お金持ちになりたい。ちやほやされたい。成功したい。有名になりたい。なにか、こう、自分でしかできないような大きな仕事がしたい。今のままじゃダメだ。

それでも、変われない自分。
変わりたいと思っている。
けれども、「どうせ変われない」という思いも、うっすらと頭にある自分。

現代の若手、30代前後の人間であれば、たいていは当てはまっているだろう。それだけ、社会をあらわしている。だからこそ、100万部突破のベストセラーになったのだろう。

本書が読者にもたらすもの、それは主人公とのシンクロ。読者は、主人公に自分を投影し、ダブらせて、変わりたい衝動をこめながら読んでいるのだ。

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レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 本田 直之 (著) #88

4月 17th, 2009 by blogown

レバレッジコンサルティング(株)代表取締役社長で、ハワイに拠点をかまえ、年の半分をハワイですごし、ベストセラー『レバレッジ・リーディング』(東洋経済新報社)を代表としたレバレッジ・シリーズの著者、本田直之氏がスケジューリング、ToDoリスト、睡眠、隙間時間etc.最小の努力で最大の成果を上げる「時間投資」のノウハウについて語ったのが本書。

まず、興味深かったのが「時間の天引き」だ。

時間資産を増やすうえで、もう一つ重要なのは、「天引き貯金」の発想です。
お金を貯めるための、最も確実な方法は、収入のうちの一定額をあらかじめ貯蓄に回し、残ったお金で生活するという方法です。無計画に使うだけ使ってしまって、残ったお金を貯蓄に回そうという考え方では、まずお金は貯まりません。

暇ができたら本を読もう、時間が余ったら新しい事業について勉強しようと思っていても、「いつか」「そのうち」というときはやってきません。重要なのは、やりたいこと・やるべきことのための時間を、あらかじめスケジュールから「天引き」してしまうことです。

これは、非常に重要なタイムマネジメントの方法だと感じる。

つまり、あらかじめスケジュール上、天引きすべき事柄を天引きしておいて、それ以外のスケジュールを埋めることで、天引きすべき重要な事柄を十分にこなすことができるようになるというわけだ。

そうしないと(個人的にも、大きな痛い目を見た上で感じることであるが)、重要ですべき事柄でさえ、こなすのに必要な時間をとることができず、結局、ダラダラしてしまうか、やらずに終わってしまうこと、ペンディングになってしまうということになってしまうのである。

また、本書が提唱しているのは、「レバレッジ・スケジューリング」というもので、「俯瞰逆算スケジュール」と「時間割」、そして「タスクリスト」の三つ。それぞれ興味深いのであるが、ここでは「俯瞰逆算スケジュール」について注目したい。

「俯瞰逆算スケジュール」のポイントは、予定全体を俯瞰すること。そして、成果を上げるためのタスクを逆算して考えることです。

アクティブ・スケジュールに必要なのは、まず明確なゴール設定です。○月○日に新規事業を立ち上げる、売上を二〇%アップする、新規顧客を獲得する、本を出版する、といった成果につながる重要な課題をだいたい三カ月先まで見通します。そして、私の場合は、これをカレンダーに書き込みます。

その上で目標達成のためにやらなければいけないことを、何段階かのステップに割り振り、ほかの予定とのバランスをとりながらスケジュールに落とし込んでいきます。

具体的には、目標が売り上げアップであれば、目標の数字をクリアするには何社から注文をとる必要があるか、そのためには○日までに何社にアプローチする必要があるのか、そのためにはどんなリストや資料が必要か、リストや資料はいつまでにそろえる必要があるのか、と考えていくわけです。

今日何をすべきか、明日何をすべきかは、すべてゴールから逆算することで決まります。

この「俯瞰逆算スケジュール」も極めて興味深い。

なぜなら、目標設定のテーマについては、さまざまなところで頻繁に目にするが、いざ実行段階、予定に落とし込むというところに行き着くまでには大きなハードルがある。

しかし、この「俯瞰逆算スケジュール」のコンセプトを活用すれば、ゴール設定をした上で、三か月先まで見通して、重要な課題を書き込み、その目標達成のためにやらなければならないことをステップに割り振ってスケジュール化していくのだから、明確にゴールに近づくということになっていく。

実際にこれらの考え方を反映させて行動に移していくには、時間がかかりそうだが、効果的な方法論だと感じるので、実行に移していきたいと思った。

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「婚活」時代 山田 昌弘 (著), 白河 桃子 (著) #68

1月 9th, 2009 by admin

「パラサイト・シングル」「格差社会」で知られる、家族研究を専門としている著者、山田昌弘氏と結婚や恋愛を中心に取材しているジャーナリストである著者、白河桃子氏が共著したのが本書。

目次:amazon.co.jp

1 「婚活」時代の到来
2 結婚したくてもできない!
3 「婚活」前時代vs「婚活」時代
4 彼と彼女が結婚できない理由
5 結婚したいのにできない社会的要因
6 現代日本、「結婚」と「婚活」の実態
7 四十歳からが結婚適齢期?三十五歳からの婚活
8 成功する婚活

タイトルの「婚活」とは、「結婚活動」の略で、よりよい結婚を目指して、合コンや見合い、自分磨きなど、積極的な行動のことを指す。

なぜ、婚活が必要になったのかというと、男女交際に関する規制緩和が起きたことで、自動的に結婚できない時代が到来したため。

本書を読んで、僕が一番興味をひかれたのが、「結婚できない」ロジックだ。

女性パターンA・従来型の結婚の場合
従来型の結婚というのは、男性に経済的に依存した、男性がメインで稼いでほしいということ

1.この場合、女性は、結婚相手に今の自分の二倍の年収を望む
2.しかし、該当者(候補者)は、ほとんどいない(該当者の多くは、既婚者)
3.その結果、条件を満たす男性との出会いはほぼない
4.ゆえに「結婚できない」

女性パターンB・スーパーキャリアウーマンの場合

1.この場合も、自分より仕事のできる男性を望む(要は、仕事と年収)
2.加えて、一方の希少な該当者は、「自分をバックアップしてくれる旧来型の女性を好む」
3.その結果、条件を満たす男性との出会いはほぼない
4.ゆえに「結婚できない」

このようなロジックによって、結婚できないという現象が起こる、と。
環境的な要因を除いた、それらのロジックを引き起こす個々の要因を要約すれば、こうなる。

男性の結婚できない要因は、1.経済力、2.コミュニケーション能力
女性の結婚できない要因は、1.結婚相手に対する要求水準の高さ(つまりは、上記に書いたもの)、2.運

これらの個々の要因やその他の環境的・社会的要因を含めて考えると、最終的には、「豊かさ」がもたらしたものだと感じる。豊かさ、そして、多様性は、社会生活に対しては、ポジティブな影響を与えたかもしれないが、一方で、「結婚」という現象に対しては、ネガティブな影響を与えたと思う。

たとえば、多様性の象徴として見ることのできるスーパーキャリアウーマンは、結婚しなくても生きていくことができてしまう。

数世代前は、女性参政権でさえ問題となり、女性運動が盛んであったことを考えると、その当時には、想像もつかなかった生き方である。しかし、急速な発展は、その生き方を可能にし、「結婚しない」という選択肢を可能にしてしまっている。

これらのストーリーとロジックをたどっていると、現代日本の一面をかいま見ることができる。
日本という社会が変化をしていくにつれて、個々人の生活スタイル、ひいては「結婚」問題にもつながっていくというわけだ。

なんだかんだ言って、僕自身も「婚活」時代の真っ只中にいるわけで、しかも独身なので、ものすごく共感の持てる問題だった。

「婚活」時代。
仕事だけでも、大変なのに、もっと大変な活動が増えた時代になったものだ。
時間がより重要視される資源となることだろう。

68冊目

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