となりの億万長者―成功を生む7つの法則 トマス・J. スタンリー (著), ウィリアム・D. ダンコ (著) #80
blogown アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者であるトマス・J. スタンリー氏とニューヨーク州立大学オルバニー校のマーケティング学部准教授であるウィリアム・D. ダンコ氏が、アメリカの億万長者の驚くべき暮らしぶりを徹底的に取材・調査し、その分析結果から発見された、人生に成功をもたらす「ミリオネアの知恵」について語ったのが本書。
本書で、特に印象的だったのは、億万長者のライフスタイルについてだ。
人は、食べ物や飲み物の嗜好、スーツや時計など身につけるもの、車などで相手を判断するきらいがある。優秀な人は洗練された好みを身につけていると決めてかかっている。しかし、金を貯めて金持ちになるよりも、ものを買うほうがずっと簡単だ。考えて見れば、時間と金をかけて趣味のよいものを身につければ、その分、金が貯まらないのは理の当然というものだ。
金持ちの特徴を三つの言葉で言い表せば
倹約、倹約、倹約
である。
ウェブスターの辞書で「倹約」をひくと「無駄を省く行動」とある。倹約の反対語は浪費である。私たちは、惜しげもなく、どんどんものを買うライフスタイルを浪費と定義する。倹約は資産形成の第一歩だ。
本書では、倹約というテーマについて、重点的に語られているが、それは資産形成における倹約のポジションが非常に大きなことを意味している。
倹約というと、生活を切り詰める、我慢する、というイメージがあるが、辞書の定義によると、「無駄を省く行動」だそうだ。そう考えると、非常に合理的な行動だとわかる。
不必要なものを買わない、本当にほしいというわけではないものは買わない。
そういう行動が倹約であるというわけだ。
非常に合理的。
金持ちの数が少ない理由
なぜ、アメリカにはこんなに金持ちが少ないのか。年収10万ドル以上稼いでいても、金持ちといえる世帯は少ない。アメリカ人の大半は、明日の金を今日使う。ローンに追われ、稼いでは使う、使っては稼ぐというように、コマネズミのように同じ輪の中をクルクルと走り回っている。ものをふんだんに持っていないと裕福ではないと思い込んでいる。
◆競売人は倒産に詳しい。
彼らは、消費財は買った値段の数%でしか売れないことを知っている。だから彼らは無駄遣いをしない。ある競売人はなぜ、倹約家になったか話してくれた。小さい頃、女の人が泣いているのを目撃したんです。庭の椅子に座ってね。泣いている間にその女の人が持っていたものは全部競売で持っていかれてしまった。あの女の人のことは脳裏に焼きついています。一生忘れることはないでしょう。
人は、単純に、その人の持ち物で相手を判断しがちである。
よく言われるように、セールスマンは身なりがいいほうが、売上も上がる、というわけだ。
しかし、いい持ち物を持つと、反対に、お金を失っている、とも言える。
この問題は、実際には蓄財、というよりも、「何にお金を分配するのか?」というテーマに集約される。
持ち物、たとえば、スーツや時計、車などに、お金を分配するということは、上記のように消費財は買った価格の数%でしか売れないということから見ても(たとえば、スーツはまず転売できないだろうし、車でさえ、毎年、かなりの金額が目減りすることになる)、価値が時とともに減少していく資産への分配と見ることができる。
要するに、お金を失っているというわけだ。
資産形成のためには、倹約が重要。
無駄を省く行動(倹約)をしながら、これからのために行動していきたい。
Posted in ビジネス書全般など, 名著, 少しはビジネスの参考になる文章, 投資関連, 自己啓発, 豊かになる |
2 Comments »| タグ: 富, 自然体で豊かに生きるヒント, 蓄財, 資産形成





