10年後あなたの本棚に残るビジネス書100 神田 昌典 (著), 勝間 和代 (著) #63

10月 30th, 2008 by admin

経営コンサルタントで「日本一のマーケッター」に選出され、複数企業の社主を務める神田昌典氏と現在、各種メディアで大きな露出をし、ベストセラーを連発している経済評論家である勝間和代氏が、それぞれ、「10年後の本棚に残る」であろう、価値ある書籍を厳選したものを記述したのが本書。

■10年後あなたの本棚に残るビジネス書100 (アマゾン)目次

■巻頭対談――神田昌典・勝間和代「いかにして、10年後あなたの本棚に残る本を選んだのか?」 ■巻頭インタビュー――神田昌典「ビジネス書を読む意義と“スピード情報編集法”としてのフォトリーディングの実践」 ■巻頭インタビュー――勝間和代「1か月に100冊読む勝間式読書投資法」 ■神田昌典が初公開! この本だけは絶対読もう! 究極の10冊 ■勝間和代が厳選! この本だけは絶対読もう! 至高の10冊 ■神田昌典が語る「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ! 大ヒットを飛ばしたいときに読む9冊/経営マネジメントに強くなる8冊 未来を見通す力をつける6冊/1%の本質を見抜く力をつける7冊壁にぶつかったときに読む10冊 ■勝間和代が語る「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ! 壁を乗り越えたいときに読む8冊/あなたの潜在能力を開花させる6冊大ヒットを飛ばしたいときに読む5冊/経営戦略のプロフェッショナルになる8冊/未来を見通す力をつける4冊/人間・歴史を知る9冊 ■巻末付録1全国カリスマ書店員9名が語る! 私の思い入れのある1冊 ■巻末付録2神田昌典・勝間和代が明かす「年齢別」読書年表 ■巻末付録3神田昌典・勝間和代の厳選オーディオブック37+DVD3選

神田昌典氏と勝間和代氏のオススメビジネス書公開、といったテーマの本書。

勝間氏は、これまでの著書において、さまざまなオススメビジネス書を記述していたが、その流れを汲みつつ神田氏と一緒に価値あるビジネス書を公開したものと思われる。

全体像としては、神田氏が、

勝間さんの選書は基礎体力をつけるようなものが多いですね。僕のほうはビジネスを自ら発展成長させるためにダイレクトにつながっている本を集めているので、どちらかと言うと勝間さん本を先に読み、その後で僕の本を読んでもらうほうがいいかもしれません。

と述べているような構成となっている。

個人的に印象的だったのは、まず神田昌典氏の「この本だけは絶対読もう!究極の10冊」にある最初の一冊、「ナニワ金融道」の部分。

リアルなおカネの世界を知るには最良の教科書だと思う。

との神田昌典氏の表現があるが、僕自身も全巻所有しているので、その実感はある。

また、巻末付録も興味深い。
「巻末付録1 全国カリスマ書店員9名が語る! 私の思い入れのある1冊」で、最後の有隣堂ヨドバシAKIBA店第一営業本部店売課 門脇順子氏が、以前、行きつけだったお店(ベルク)が本になったところ、

お店の本が出ると知り、ビックリして、「50冊売ってみよう」と思ってこの本を注文しました。(中略)最初は「このお店のビールがどれだけおいしいか」(笑)という感じで50冊を何とか売っていければと思っていたのですが、08年7月2日の発売から9月28日までで145冊売れました。当店での売行きが認められて、有隣堂各店で展開。第4刷のカバー帯からは私の推薦コメントも入れていただいています。

という裏エピソードが公開されている。
これは、お仕事の裏舞台を拝見、というかたちでも興味を引く。

また、自分の行きつけの店が本になり、それを売ってみようとして、たくさん売れた。
そして、それが他のところにも波及していく。
こういう喜びや楽しさは、バイヤーなどの仕事の醍醐味なのかもしれないな、と感じた。

最後に、「巻末付録2 神田昌典・勝間和代が明かす「年齢別」読書年表」も興味深い。
内容としては、神田昌典氏と勝間和代氏がそれぞれの年齢で、どのような本を読んでいたのか、というテーマで書かれているもの。

彼らの時間軸での読書暦を見ていくのは、とても好奇心をそそるし、たとえば、神田氏は28歳のとき、勝間氏は21歳のときに「マーフィー眠りながら成功する」を読んでいるところなど、生き方に気付いたときが垣間見える。

書籍紹介、というテーマである以上、本書によって劇的なインパクトがあるというわけではないだろう。
しかし、非常に優秀で大きな実績を残されている神田昌典氏と勝間和代氏によるブックガイドなので、「何を読むべきか」という際の指針となる一冊。

ちなみに、僕が本書で紹介されている一連の書籍の既読率は、正確には計算してはいないが、大体60%といったところ。
いくつか、知らなかった本で、面白そうな本があったので、早速買ってみた。

63冊目

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株価がすごいことになっている件について

10月 27th, 2008 by admin

日経平均終値は7162円、バブル崩壊後の最安値更新

週明け27日の東京株式市場は急激な円高を受け4営業日続けて株価が下落し、日経平均株価(225種)は、2003年4月28日に記録したバブル崩壊後の最安値7607円88銭を5年6か月ぶりに下回った。

終値は前週末比486円18銭安の7162円90銭で、7200円を下回るのは1982年10月下旬以来、約26年ぶりだ。東京外国為替市場では、円が一時、1995年8月以来、約13年ぶりの円高水準となる1ドル=91円88銭まで急上昇した。

7200円を下回る株価。
1ドル=91円という円高。

えらいことになっている経済。
とんでもないことになっている金融市場。
1982年10月下旬以来、約26年ぶりに7200円を下回ったというのもすごい。

影響が連鎖してしまう以上、日本も経済的な悪影響はいなめない。

株価も、以前の半値といった水準であり、金融資産で株式を持っている人は、大きく資産を毀損してしまっている。

ただ、ある種の人たちにとっては、絶好の機会であることも事実。

一生懸命、生きようと再確認した。

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一倉定の経営心得 一倉 定 (著) #62

10月 24th, 2008 by admin


事業経営の成否は、社長次第で決まるという信念から、社長だけを対象に大中小5000余社を情熱的に指導した異色の経営コンサルタントである著者、一倉定氏が、「社長は何をなすべきか」を明示した一倉社長学の要諦104項と著者の解説を併せて書いたものが本書。

書き方的には、神田昌典氏の「仕事のヒント」と類似(というか、こちらが先だと思うが)。

「一倉定の経営心得」目次

─事業活動の本質(14項目)─
─最高責任者としてのあり方(25項目)─
─事業と販売(17項目)─
─経営の数字(17項目)─
─未来事業(15項目)─
─組織と人(16項目)─

全体的に言えば、一倉定氏のエッセンスをまとめたもの、といったところだろう。
個人的に印象的だったのは、「会社の支配者」、「理想的な経営構造」、「景気下降期の対策」の三点だ。

会社の真の支配者は、お客様である。

会社というものは、その会社の商品がお客様に売れて、はじめて経営が成り立つという、何とも当たり前のことを、私は絶えず叫び続けている。というのは、お客様を無視し、無視しないまでも第二義的にしか考えない、という会社が世の中に多すぎるからである。

この文章が書かれたのは、実際上はかなり昔のことだろう。
しかし、一向に色褪せていない。

時代が変わっても、世の中は変わっていないのだと気付かされる。と同時に、一倉定氏の主張する、「会社の真の支配者は、お客様である」という言葉をきちんと受け止めて行動しなければならないのだと感じた。

理想的な経営構造

理想的な経営構造は、「工場を持たないメーカー」である。
(中略)
設備は止むを得ないもののほかは一切もたずに、自らは強い営業力と優れた事業開発力をかねそなえた「頭脳集団による経営」こそ賢明である。

この記述には、本当に驚かされた。
先ほども述べたように、この文章が書かれたのは、かなり昔。

にもかかわらず、このような主張をしていたとは、一倉定氏が慧眼を持っていたということを表していよう。

現在では、「ファブレス企業」などと言って、自社工場を持たず、営業力、事業開発力だけでビジネスをしている企業が出てきている。たとえば、コンピュータのデルやスポーツ用品のナイキなどがそうだ。

これらのコンセプトをかなりの昔から提唱していたことに驚かされた。

景気下降期の対策

景気下降期に入った時、まず手をうたなければならないのは、資金対策である。売上が下がってゆくのに、売上の多い時に振り出した手形を落としてゆかなければならないからである。

まず、売掛金の回収をいそぐ。資財は当用買だ。不急の支出は一切止める。新規設備投資は無論のこと、現在進行中の設備投資でも、中止できるものは中止し、中止できないまでも延期するか、ピッチを落とす。

場合によっては、新入社員や欠員補充の削減、中止、延期が必要かも知れないのだ。その上さらに、いち早く銀行にかけ合って、借金またはその約束をとりつけるのである。

最後は、景気下降期の対策についてだ。
アメリカの住宅バブルを端に発した景気後退の局面が訪れようとしている現在、このアドバイスは、非常に有益だろう。

たしかに、現金商売だったり、設備投資があまり必要でない産業であれば、乗り切れやすいだろうが、それなりに設備投資があったり、キャッシュフローがあまり潤沢でない産業であれば、重要なアドバイスといえる。

時代を経ても、なお劣化していない著者の主張。
それは、基本であり、原理原則であるからこそ、なのだろう。

62冊目

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ミスタードーナツとビジネス論

10月 23rd, 2008 by admin

昨日、ミスタードーナツに行ったところ、ちょうど10月22日(水)から、「新ショコラフレンチ」という新商品が発売開始、ということで、「塩キャラメルショコラ」というドーナツを食べてきた。

http://www.misterdonut.jp/newpro/081022_002/index.html

驚いたことといえば、レジの行列。

たしかに、キャンペーン期間らしく、新商品が100円になっていたということもあるだろうが、行列になるほどの集客。

それは、ひとえに「新商品の販売」ということがあるだろう。

つまり、

「何か新しいドーナツが出たみたい。
ちょっとどんなものか、食べてみようかな」

という。

ダン・ケネディの本「究極のマーケティングプラン」に

飽きられない方法=「変え続ける」

というフレーズがあり、新しいものや目先の変ったものを繁に提供しつづけることが話題になり続ける秘密だとあったことを思い出した。

つまり、新商品をコンスタントに販売し続けること自体にも、ビジネスをもっとよくする価値があるのだな、と実感したわけだ。

ただ、カンタンに新商品を販売、といいましたが、新商品開発が大変なのも、わかる。

新商品を開発し続けること。
大変だが、大事なこと。

そう思ったドーナツだった。

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