「会社を成長させる採用」セミナーin 福岡を開催しました(2009.03.28)【セミナー記録】

3月 30th, 2009 by blogown

第一回・福岡経営者フォーラム定例会として、【マンガ「エンゼルバンク」登場人物のモチーフの一人】リクルートエージェント・Ryo Nagai (長井亮)氏を招いて、「会社を成長させる採用」セミナーin 福岡を開催しました(主催は、竹内正浩です)。

【交流会】
セミナーが始まる前に、参加者同士の交流のため、事前交流会を開きました!

みなさん、大いに盛り上がった感じで、よかったです!

【セミナー内容】

採用面接について
– 面接官のスタンス
– 相手に良い印象を与える方法
– 機会損失を防ぐ

ワークショップ
– プレゼンテーション
– 会社説明会
– 自社の魅力を伝える方法

事例研究
– 方法論について
– 採用プロジェクトの副次的効果

どのような採用手段があるか?

社会の潮流について

【Ryo Nagai (長井亮)氏のコメント】

採用という切り口で講演してきました
ついつい会社を成長させるためには良い人をとらないといけないとおもいがちですがいまいる社員をもっと輝かせることが出来れば極論すれば採用はいらないのかもしれません
そんな内容の話しをしました
約三十名の方にお越し頂きました
ありがとうございました

福岡経営者向けセミナー|世界人材流動化計画

【セミナーのご感想・ブログ】

醤油と卵の探究をする鬼 : リアル・エンゼルバンク – livedoor Blog(ブログ)

今日はエンゼルバンクのモチーフとなった長井亮さんのセミナーがあるからでした。
セミナーは驚きの連続とともに、あらためて自分の非力さを思い知らされました。まさに価値が少ない、いやほとんどない人間なのだと思いました。会社の価値とは、私自身の価値とは何かを考えるいい機会となりました。
それにしても参加者のすごさに驚かされてしまいます。私のような田舎モノには、そのスマートさや洗練された姿がまぶしすぎます。不器用だとつくづく思います。

エンゼルバンクセミナー – 僕、リストラされました。~人生絶対逆転してやる!~ – 楽天ブログ(Blog)

大変貴重なお話でした。
しばらく自分は採用される側の人間でした。
ちょうど一年前の今頃も懸命に職探しそしていました。

そんなことも思い出しつつ、今日は採用する側のセミナーでした。
また、自分が起業する上で、今後は採用する側になっていく。その時今日学んだことを活かしていきたいです。
セミナー後の懇親会にも参加させていただきました。ありがとうございます!

さらに懇親会後、野村証券の上原さんのお宅にテルリー村上さんと下関から来られた市竹さんとおじゃましてお話しさせていただきました。
今日も非常に収穫の多いセミナー&懇親会でした

【セミナーのご感想】

S.A.様
『まだ採用をしたことがなく、これからしていこうと思っているので、全体的に参考になったが、中小企業の採用事例などがとくに役立ちそう。
人間関係が大事だというのは、まさにその通りだろうと思った。
話を聞いてもらう、真剣に話を聞く、ということをするだけで相手の会社が好きになることがわかった。』

テルリー村上
『企業経営で他人任せにしてしまう「採用」という活動を切り口に組織全体で取り組む仕組みを取り入れることにより組織の大きな活性化をもたらすことができると確信しました。
「採用」とは持続性のある価値ある会社・組織を構築するための活動であり、売上拡大のスピードにマッチングさせるための戦略である。売上目標に応じて先手先手で組織全体に、反復継続して教育するシステムを採用しておく重要性を伝える革新的独創的セミナーでした。

どんな経営活動でも深堀り、分析してみると意識していなかった副次効果をもたらしていることがあるかもしれないと言うことに気づきました。どんなことが、どんな行動が どんな心構えが効果的なのか?戦略能力を高めひとつひとつの活動を意識してそして有効に働きかけることこそ大きな成果を手に入れる近道なのかもしれません。』

D.Y様
『先生の話し方、表情などアクティブリスニングを活発にされる姿にとても勉強になりました。話す言葉を選ばれ、相手にわかりやすく伝える話し方、普段早口でしゃべる私にとって見本となりました。又、自分焦点→帰属意識と自分の仕事を話させるとより効果的であると体感いたしました。(すぐ試してみます)

日頃の言葉遣い、伝え方に自分の意識が低いのだと感じます。ともに働く仲間がどのように私の言葉を受け止めるかを意識し、話す内容の目的を持って明確にして(紙に書き)確認したいと考えました。』

K.T様
『自分を、会社を再度見つめ直すことの大切さ!
相手の対応が問題ではなく自分の対応の仕方が問題であることの再確!』

S.M様
『分かり易く要領よく人に説明し伝えることの難しさ
自分の会社を本当に愛して、又、会社理念や目標に共感(愛して)してないと、とてもくどけない 説得力がない
自社の欠点も把握し改善努力してないと説得力に乏しいかな

「やりがい」「自己成長」と言う言葉は人が話してるのを聞いても全く具体性がない事 発見
「我が社は日本一を目標」も同様、それがあなたにとって 私にとって何のメリットがあるのか? 自分の価値観とあっているのか?
全て自分の価値ある人生目標ありき』

Y.K様
『社員を巻き込んでの採用
人間関係が大切な要素だと言う感想を持ちました。ありがとうございました。
会社の魅力を話すときに、セミナー形式と個人では違う話し方をするべきだということ
具体的な事例を相手の人が得られるメリットについて話すべきだ』

K.M様
『「採用」と言う機会を使って今の社員を輝かせること
会社のよい所、やりがい、楽しさを見つけてもらう
自分の会社の良さを見い出していない もっと見い出して&磨いていく事が必要』

Y.K様
『モノというのは見ているようで見ていないのだと
自分の価値、会社の価値を考える機会』

E.U様
『自分の会社の良さを再認識できました。
自分は話すことが好きだなと気付きました。』

K.Y様
『採用が手段と言う事が分かった事
やはり人が宝であり企業を作る!
自社の魅力を意外に伝えることが難しいと言う事が分かった。強みを伝える事を学習しなくてはと思います。』

S.T様
『自分の考えを人に伝えるOUT―PUTの難しさ、大切さを学ぶ事が出来ました。
自分の持っているビジョン、会社の方向性などを今一度まとめ直す必要があると気づきました。』

N.M様
『自分の会社なのに意外と伝えることが難しかったです。
どんな人材がほしいかもっと考えてみます。』

N.H様
『採用に関して具体的な実例が使えます。
良い人材と採用に関して戦略を立てますね!!』

S.Y様
『“採用”が会社の戦略であり,既存スタッフの活性に尽きるという事
竹内さんが30名の人数を集客できる力をお持ちだと言う事(すごいなー!!)』

K.M様
『採用上での自社魅力の伝え方
前半のグループワークで情報の伝え方を考えさせられました。
大枠→具体化。ポイントを絞ってのコミニュケーション
新卒業生志向のフレームは参考になりました。!
営業上でもぜひ使わせて頂きます。
本当に勉強になりました。ありがとうございました。』

D.T様
『新規採用だけじゃなく、新規採用に伴い社員のスキルアップが出来る事を感じられてよかったです。』

S.H様
『自社の魅力を自身が気づいていない事をワークで知る事ができました。
ワークで人に話すと言うことがこれ程重要だとは思ってもいませんでした。

自社の魅力を客観的に聞く事で元気がでました。
今回は採用のお話でしたが、自社について改めて考えるきっかけになりました
本当にありがとうございます。』

K.N様
『採用が既存社員の活性化に使える手段となるという点が最も印象に残りました。』

A.I様
『ワークによって気付かされる、内容の濃いセミナーでした。時間があっという間にすぎるほどのめりこみました。本当に業種が多様でいろんな立場の方の意見が聞けたのが実に良かったと思います。

「採用」というテーマを通して、会社の「理念」の大切さに改めて気付きました。』

I.O様
『人との交流の場が多かったのでその際の交流の仕方。
まだ自分の役に立つかどうかは不明ですが、採用についてとくに勉強になりました。

相手と話す際の自分が人から見てどう見えているのかすごく気になりました。
意外に顔がこわばっていると指摘されました。』

K.F様
『採用と言う活動を通じて人材採用のみならず自社強化ができる点』

T.Y様
『今まで「起業する」ことしか頭になかった所に、「採用」のお話を聞くことができ勉強になりました。
夢を語ると言う必要を思い出させていただきました。』

K.M様
『同業種のプロフェッショナルな方のお話を聴いて客観的に何て面白みのある業界だろうと再確認できたのが私の中では最大の収穫でした。派遣のメイン担当で動いている事もあり若干他の仕事が業務的になってしまっていたように思います。

Ryo Nagai さんのように自分がこの仕事を通してこんなことを実現するぞ!という明確な何かがやはりスタッフの方や新たな求職者の方、そして求人企業を引きつけると思いました。そこに気付けた事は今後の私自身にとてもプラスなことで今日一番役に立ったポイントでした。

とりあえず周りの人間を巻き込む引き込む熱意と言うか魅力?がまだまだ自分には足りないなーと気付いたのでその辺り研究してみようと思います。』

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非モテ!―男性受難の時代 三浦 展 (著) #84

3月 25th, 2009 by blogown

ベストセラー「下流社会」の著者でマーケティング・アナリストの著者、三浦展氏が、若者(男性)世代では「容姿」が格差意識の原因となりつつあること、「プレゼン力」「人間力」重視の果てにある「容姿決定社会」の実態について書いたのが本書。

ベストセラー『「婚活」時代』と系統の近い、恋愛結婚市場論についての書籍。

自分自身がロストジェネレーション世代であることから、この現代の恋愛結婚市場論については非常に興味があり、色々と調べているところ。本書も、非常に興味深いことが書かれており、参考になる。

最近の女性側のニーズは、より高い方向へと向かっているらしい・・・。

かつて「三高」という言葉があった。女性が結婚相手の男性に求めるものとして、身長、学歴、年収の三つが高いことが条件だという意味である。しかし最近は「三低」という条件もあるそうだ。

これは「低姿勢・低依存・低リスク」を意味する。ウィキペディアなどによれば、「低姿勢」は女性に対して威張らない、「低依存」は家事や身の回りのことを妻に頼らない、「低リスク」はリストラや事故・事件等に巻き込まれることの少ない職業に就いていることである。

これらは、現代女性の社会進出にともない、女性自身である程度の生計を立てることが可能になったことに加え、自己主張が可能になったことから導かれるものと思われる。

つまり、選択できる立場になっているのであるから、安易な妥協は避けようとするわけだ。安易な妥協を避け、自分より高スペックな男性、つまり、上方婚を求めるようになるというわけだ。この種の議論は、『「婚活」時代』にもよく述べられている。

その一方で、女性と男性の間には、文化的な側面において、同様のシフトが行われないという現実があるのだという。

女性は男性よりも経済力と文化力が比例しやすいと言われる。具体的に言うと、自分や夫や親の所得や学歴が高いと、女性の趣味はクラシックのコンサート、歌舞伎鑑賞、茶道、華道、ピアノ、バレエ、ワインなど正統的なものが増える。男性もそういう傾向はあるが、女性よりはずっと弱い。

女性が社会進出し、年収や学歴などの階層が高い女性が増えれば、女性は自分より階層が低い男性とは趣味が合わなくなるし、階層が同じ男性とすら合わなくなるだろう。女性よりも男性のほうが階層がずっと上でないと趣味が合わないということになりやすい。しかしそういう男性の数は限られている。それが未婚化が止まらない理由のひとつであろう。

これは現代の恋愛結婚市場論における重要な問題である、相互のスペックにおけるギャップである。

女性は自分と相性のいい、端的に言えば、趣味の合う、自分に釣り合うようなスペック(はっきり言えば、身長、学歴、年収だろうが)を持った男性を求める。そして、それは最低でも自分と同じか、それ以上のスペックである必要がある。

上記の引用を以て言えば、女性の階層上昇にともなう文化力の向上は、男性では行われないことから、自然と要求されるスペックを満たす男性の絶対数が限られるという帰結になる。ここまでは、単純であろう。

ここまでの議論を端的に言えば、「スペックの高い女性のハイエンド化(つまり、自身のスペックのハイエンド(上層)化であり、嗜好のハイエンド(高級)化であり、要求のハイエンド化である)は、要求を満たす男性の母集団を制限してしまう」という意味である。

しかし、その一方で、スペックの高い女性のハイエンド化は、往々にして、その女性の商品価値を高めるということには結びつかないということが状況を悪化させていると見られる。

これらの状況をせんじつめて言えば、「デキる女性だからといってモテるわけではない」、より深くえぐって言うと、「デキる女性であればあるほど、男は引いてしまう」という現代事情があるのだ。

また、スペックの高い女性は、そのスペックの向上そのものに膨大なリソースを傾けているという背景がある。それは、スペックを上昇(年収アップ、スキルアップ)させるためには、それなりにすべきことがあるからである。

ここで言うリソースは、お金であり、エネルギーであり、時間である。総じて、時間のファクターは婚活市場においては、極めて重要なインパクトを持っている。

要点は2つ。

1.スペック向上に傾けた時間は、同時に、婚活に要する時間の喪失を意味する
2.時間の経過は、(非情ではあるが)女性の商品価値が劣化していくことを意味する

1.スペック向上に傾けた時間は、同時に、婚活に要する時間の喪失を意味する

結婚するには、時間が必要だ。
それは、少し考えれば、わかるだろう。結婚するまでに、お互いを知るための時間が必要になる。それは、一週間では不十分だとはわかる。

つまり、二人が出会い、付き合い、結婚するという一連のプロセスにおいて、「結婚とそれに伴う準備期間でさえ、時間が必要」なのである。

人生は有限である。何かに時間を費やせば、それ以外のことに同時に時間を費やすことはできなくなる。つまり、人生はトレードオフの連続であるというわけだが、それは婚活においては非常に大きな意味を持つのだ。

短く言えば、仕事を頑張ったり、スキルアップに励めば、それに費やした時間だけ、婚活にかける時間が減ってしまうということなのだ。

2.時間の経過は、(非情ではあるが)女性の商品価値が劣化していくことを意味する

花の命は短い。
大変、非情な表現ではあるし、個人的な意見は別としても、世の男性の価値観は、女性の年齢を重視してしまうと見ることができる。

端的に述べていくと、女性がスペック向上に励み、より高スペックになればなるほど、時間が経ってしまい、自分自身の商品価値が劣化していくことになるのである。悲しいことではあるが、否定できない現実であることは、周りを見渡せばわかる。

これらのことは、つまりは、高スペックな女性が未婚化・晩婚化してしまう要因と言えよう。

ここまで、相互のスペックにおけるギャップについて、女性の側面から見てきたが、男性の側面から見ても面白いことがわかる。

これまで述べてきたように、高スペックな女性は自分の要求を満たすことのできる超高スペックな男性を求めているのであるが、第一に要求を満たす男性の母集団はスペックにより制限され、そもそもの人数が少ないということがある。

加えて、それらの超高スペック男性は、スペックの高さゆえ、非常に多忙である。そのため、通常の出会いがないことが多い。

そして、さらには、超高スペック男性は、そのスペックの高さゆえ、高スペック女性と同様に、要求が高いのだ(笑)。しかも、ここでの男性の要求は、女性にとっては都合の悪いことに、「女性自身が思うスペックの高さではない」のである。端的に言えば、超高スペックの男性が女性自身の思う高スペックの女性、つまりは、「自立した女性」を好むのかというと、そうではないのだ。

超高スペック男性は、すでに高収入を得ているのだから、女性に稼いでもらう必要もない。そのため、専業主婦になってもらいたかったり、おしとやかで自分をサポートしてくれるような女性を求めているのである。加えて言えば、男性目線でのスペックの高さは、年齢の若さであったりする場合も多々あるのである。

このため、「自立した女性、高スペック女性」は、二重の意味での制約を受ける。つまり、1.自分より高スペックな男性は少なく、2.条件を満たす超高スペック男性は自分を選んでくれる可能性が低めである、ということである。

このように、私的な観察から得られた知見を踏まえた上での結論として、現代の恋愛結婚市場には、相互のスペックにおけるギャップが存在するわけである。

『「婚活」時代』では、「婚活(結婚活動)をせよ」と主張されている。

誰しもが理想的な結婚、つまりは理想婚を望んでいることだろう。しかし、現代事情は、妥協婚せざるを得ない状況の人々を生み出してもいる。これこそが、現代恋愛結婚市場の自由市場化のもたらした結果であろう。

現在、経済も、市場主義経済体制の影響で、不況を呈している。
その一方で、結婚市場でも、市場主義の影響があらわれているようである。

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コーヒーとサンドイッチの法則 書評・感想リンク集(まとめ)

3月 20th, 2009 by blogown


竹内の著書『コーヒーとサンドイッチの法則 – 「利益を獲得する」ための6つの戦略』について、書評・感想を投稿いただいたブログのリンク集です。わざわざ書評や感想をお書きいただき、ありがとうございます!!

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できる大人の“一筆添える”技術 むらかみ かずこ (著) #83

3月 18th, 2009 by blogown

小冊子の総合サポートカンパニーを経営し、1年間に約1000枚のハガキ、約200枚もの一筆箋を書いている著者、むらかみかずこ氏が、コミュニケーションをより円滑にするためのアプローチとして、一筆箋、ハガキを代表として「ひと手間かける」ことについて書かれたのが本書。

本書のテーマを一言で述べると「一筆添える」こと。

本書全体を通してみると、一筆箋についての章、ハガキについての章、記念切手についての章、筆記具についての章、書き方についての章など、細かいポイントまで説明しているが、せんじつめて言うと、「一筆添えることが重要である」という主張となる。

率直に言って、本書を読むことで、僕自身のこれからのツールのひとつに「一筆箋」が加わった。

誰かに資料や何かの書類などを送付するとき、「これだけ送ってしまうと失礼かな・・・」と感じていた。
そこで、これまでは、白紙に色々と書いて、メッセージを添えて送るということをしてきた。

もちろん、これで満足、十分であると感じていたわけではないので、あいまいな不満感を抱き続けてきたということになる。
たしかに、「ひと手間かける」ことが重要であると感じてはいたからこそ、メッセージを添えていたのではあるが、かといって、「よろしい」と自分で納得できる状態でもなかったというわけだ。

そういう状況下で、僕は本書を読んだ。

すると、世の中には、「一筆箋」という短冊型の細長い便箋があるというではないか。書くスペースも6-10行と適切に短いレベルだし、これまで送ってきた白い紙やメモ用紙とは違って、さまざまな種類があって、凝っているそうだと知った。

そして、読了後、タイミングよく、文具店を通ることがあったので、店内を覗いてみた。

すると、十数種類の一筆箋が置かれているではないか。これまで、文具店に入ったことはあったものの、そこの棚を見ているけれども、見ていなかった、認識していなかったというわけだ。「置いてあるものなんだなー」

正直に言って、ほとんどの一筆箋が女性向けのデザインであったので選びづらかったが、それでも2種類くらい、本当にシンプルなものを買った。これからは、これらの一筆箋を添えていこうと思う。

つまり、僕は本書を読むことで、これまで存在していて、メリットを持っていた一筆箋という存在について、強く認識できたというわけだ。

これで少なくとも、受け取った人が「竹内のヤツ、汚い字で、手ー抜きやがって」と思われることもなくなるような気がする。

追記:

ここで、改めて謝罪したいと思います。
これまで、竹内から文書を受け取ったことのある関係者の方へ。

私は、未熟さゆえに、単なる白い紙やメモ用紙、果てはポストイットに文字を書き、送ってしまったこともあったかと思います。
これからは、きちんとしたシンプルで上品な一筆箋に文字を書き、送らせていただきます。
すみません。

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クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める リチャード・フロリダ (著), 井口 典夫 (翻訳) #82

3月 16th, 2009 by blogown

「クリエイティブ資本論」の著者で、トロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメント教授の著者、リチャード・フロリダ氏が、クリエイティブ・クラスが主導する経済において、先端的な経済発展はメガ地域に集中し、相似形になっていく世界都市の現実と近未来像を描きつつ、クリエイティブ・クラスにとっての自己実現の重要な手段となっている居住地の選択について、独自の経済分析、性格心理学の知見を使って実践的に解説したのが本書。

以前書いた記事、「メガ地域がグローバル経済を動かす – リチャード・フロリダ」の書籍化と思われる。

福岡のはずれに、おしゃれなカフェがあった。
僕はそのカフェのある山の頂上付近の展望台に行こうと車を走らせていた。

そんなときに、たまたま、そこへ行く道の途中にあったカフェだった。
そこは山奥の見晴らしのいい場所にあって、雑誌にとり上げられていたことを思い出し、偶然もあるものだと感じながらも、カフェに入ってお茶を飲んだ。

コンクリートと鉄骨でモダンな雰囲気を出しているカフェの店内に入ってみると、見晴らしのいい場所で、山の高いところから、福岡の東側が見渡せる位置にあった。

静かな店内で、僕はPCを開いてメールをした。
そうして気付く。

福岡の山奥のカフェでも、都心部のオフィスでも、東京の真ん中でも、アメリカ・ニューヨークでも、同じように仕事ができる。

これが現代の時代を象徴している姿なのだ。
つまりは、ワイヤレス通信、モバイル機器といったテクノロジーの発達と通信インフラの充実によって、僕らのビジネスの姿は、地理的な影響から解き放たれたというわけだ。

ベストセラー「フラット化する世界」の著者、トーマス・フリードマンの主張はこうだ。
世界はフラット(平ら)になった。どこに住んでいようと、グローバル経済に参加できる

しかし、本書の著者、リチャード・フロリダはこう言う。
世界はフラットではない。世界は鋭い凹凸があって『スパイキー』だ」と。

新たな経済単位である「メガ地域」がグローバル経済をかたちづくっているのだと主張する。
リチャード・フロリダの研究チームは、グローバル経済は概ね20から30という少数のメガ地域が担っているとする結論を導いた。

(注:ちなみに、「広域東京圏」「大阪=名古屋」「九州北部」「広域札幌圏」が世界の主要なメガ地域に含まれているとのことだ。うれしいかぎりだ。)

つまり、リチャード・フロリダは、グローバル経済の波とテクノロジーの発展をもってしても、なお、「住む場所」が人生、つまりは、職業、職業的成功、仕事上の人脈、快適な暮らし、伴侶を見つけることといったもの、に影響を与えると主張しているのである。

そして、僕も(おそらくは、あなたも)ぼんやりと気付いている。
いかにテクノロジーが発達して、通信手段が効率的になったとしても、依然として地理的な影響、つまり、住む場所の影響は大きいのだと。

リチャード・フロリダの長年の研究から生まれた本書から学べることは多い。

才能、イノベーション、クリエイティビティのような現代の主要な生産要素は均一に分布していない。
むしろ特定の地域に偏り、集中しているのだ。

現代のクリエイティブ経済における経済成長の真の原動力とは、才能と生産性に満ちた人々の蓄積と集中化である。
彼らが特定の地域に寄り集まって住むことで、新しいアイデアが生まれ、その地域の生産性は増加する。
集積化によって個々の生産力が高まり、今度は生産物と富の増加を生成しつつ、地域そのものの生産性を高めるのだ。

今日、世界の人々の半分以上が都市圏に住んでいる。事実、アメリカでは国内総生産(GDP)の90パーセント以上を大都市圏が担い、さらに、そのうち23パーセントを、たった5つの主要都市が稼ぎ出している。

つまり、現代において重視される才能やイノベーション、クリエイティビティをもたらす人たちは、均一に散らばっているのではなく、特定の地域に集中している、ということなのだ。

集中、集積することで、生産性が高まり、また、それが才能豊かな人たちを惹きつけることになる。
これは、都市の魅力が正のフィードバックループによって自己強化するプロセスが存在するということである。
このことがもたらす帰結は単純である。

二極化だ。

つまり、非常に高い魅力を持った都市とほとんど魅力のない都市に分かれ、魅力ある都市は才能豊かな人を惹きつけ、生産性も高まり、経済成長をもたらす、端的に言えば、成長する大都市となる。

一方で、魅力に欠けた都市は、才能豊かな人が流出してしまうことで、さらに生産性が低くなり、そのことがさらなる魅力の喪失を招き、人口の流出によって過疎化しだす、端的に言えば、衰退する都市となるわけだ。

しかし、一方で、住む場所、つまり、居住地は、経済合理性だけで選ばれるものではない。
人の居住地選択には、感情的な側面もある。

そのことについても、非常に興味深い調査結果と共に、本書で言及されている。

ロンドン大学の経済学者ナッタブド・ポウドサベーは、2007年に興味深い研究を行っている。
その内容はアンケート調査によって、頻繁に会う友人や親戚の金銭的価値を試算するものだった。

彼によると、友人や親戚と毎日欠かさず会えることは10万ドル以上の追加収入に匹敵するという。
たとえば、家族や友人に定期的に会える場所から、はるか遠くへ引っ越したとする。その喪失感は13万3,000ドルに相当するというのだ。

友人や親戚と会えることに対する価値は、非常に高い金銭的価値を持っているのだというわけだ。
続けて、リチャード・フロリダのサンプルデータからの興味深い知見も述べられる。

移動した人々もたいてい、最終的には故郷へ帰る決心をする。家族と一緒に暮らしたいから、年老いた親や子供の面倒を見るため、また生涯の友人と一緒にいたいからなど理由はさまざまだが、故郷が人を惹きつける力は途方もなく大きい。

私は本書の執筆にあたって、およそ200例もの詳細な移動のサンプルを集めたが、そのうちの多くが転居を繰り返した後、人生の後半になって故郷に戻っている

これらを総じて見ると、人の居住地は、純粋に経済合理性だけでは片づけられないように感じる(個人の価値観次第ではあるが)。それでは、いったい、どのようにして自分に適した居住地を把握すればいいのだろうか?

そのことについて言及したのが、第12章「最高の居住地を見つける方法」である。
最高の居住地を見つけるにあたり、検討すべき事項としてリチャード・フロリダは5つ挙げている(引用は抜粋)。

1. 居住地が、仕事や職業上の成功に与える影響に注意を払うべきだ。
2. 親しい知人や親類がそばにいることの有難みと、彼らから離れることによる代償を把握するのも重要だ。
3. 自分のライフスタイルに合う場所を探す時は、自分の気持ちに正直にしたがうべきである。
4. 住みたいと思った候補地が、自分の性格に合うものかどうかも熟考すべきだ。
5. 最後に、候補地が現時点のライフステージに見合うかどうかを確認することも重要である。

つまりは、仕事・職業上の成功(経済合理性)、親しい人間関係を失う代償、ライフスタイルの適合、自分の性格との適合、自身のライフステージとの適合、といった要素を検討すべき、というわけだ(この章の続きでは、実用性のあるツールとして、10のステップが書かれている)。

人生における重大な決断、つまり、「どこに住むべきか」を考える際に、これらの知識を持っておくことは非常に有益なことだと感じた。また、個々人のライフステージによって居住地が変わること、検討事項の考慮は、今後の指針となるだろう。

経済がグローバル化して、ますます重要度を増している「場所(ロケーション)」。

これからますます、地域間に格差が生じていくことになると同時に、どの地域に住むべきかという判断を迫られるようになる現代人。
そんな現代人が人生の節目節目で、参照すべき書だと思う。

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「ブログで掘り出す!自分の活き方・育て方」セミナー in 福岡を開催しました。【感想リンク】

3月 14th, 2009 by blogown

シゴタノ!の大橋悦夫氏を講師に招いて、「ブログで掘り出す!自分の活き方・育て方」セミナー in 福岡を開催しました。
主催は、福岡おっとり系ビジネスパーソンの会(私、竹内正浩と村上光人)です。

[セミナー内容]
1.取りかかるコツ
2.習慣を長続きさせるコツ
・大橋さんがブログを書き続ける理由
1.誰のため?
2.何を書く?
3.原点は?
「彼」にとってのメリットを追求する
・テーマ設定
・毎朝やりたくないこととやりたいことを書く
・キャッチフレーズのキモ
・専門性をアピールする文章の書き方
・ブログを書き続けるための5つのコツ

●セミナー内容を長文でお書きいただいています!
伊佐@ランチェスター経営、一言(多い?)ブログ:主催:福岡おっとり系ビジネスパーソンの会セミナー大盛況! – livedoor Blog(ブログ)

●主催/福岡おっとり系ビジネスパーソンの会・村上光人ブログ(懇親会後の写真も掲載)
TERULy Murakami BLOG ~ケータイエッセイ~: 「ブログで掘り出す!自分の活き方・育て方」セミナーin 福岡 満員御礼。大、大感謝!

●「編集後記」にて、お書きいただいています!
シゴタノ! —    プレゼン中級者のためのセルフチェックリストとなる一冊

【参加者の方の感想リンク集】

ご参加、ありがとうございました!

【セミナーのご感想】

金子さま(コメントより)

お世話になりました。
まずは、三つくらい取り入れてはじめようと思いました。
たのしかったです、またよろしくお願いします。

畑岡さま(コメントより)

「自分の為に書く」スタンスで楽しく書いていこうと思いました。続けるコツ!
大変参考になりました。
熊本から時間とお金を使ってのセミナー参加でしたので勇気がいる決断だったんですが“正解”でした。沢山のお土産を頂き大変有益なセミナーでした。今後とも宜しくお願いします!

H.Y.様
「自分を満足させるために書くというポイントがエネルギーになりそうです。
コーチングで言う「価値」に私は「伝える」(自分の気づきを伝える)があるので、そこに立脚すればよいのだと思えました。」

Y.I様
「身近なブログがテーマですぐに実践できそうでためになりました。
やっぱり愛ですね。」

堤下忠士様
「アウトプットのツールに出来ると思いました。
大学生ということでビジネスに使おうとは思っていませんでした。

読書はよくしているので、読書のアウトプットのツールとして使えるのではないかと思いました。ただ載せるだけでなく読書と情報のために「ブログっていいかも」と考えるようになりました。

ブログは自己満足で終わってはいけないということです。多くの大学生のブログは自己満足です。私自身も昔はくだらない日記を書いていたことがありました。失敗してもよいということだったので又チャレンジしてみようという気になりました。」

重岡雅泰様
「ブログを書き続ける理由の3つの問いかけ。まだ自分のブログの軸がぶれているのでこの問いを元に軸をしっかりさせたい。ブログは無理して書いているのでなんとかしたいです。」

K.Y.様
「外に向けて書くのではなく、自分に向けて書くということ
いろいろ迷う前に、まず実践して失敗してみること。」

H.K.様
「ブログを続けるコツは役にたちました。
今後もブログを続けていきたい。
セミナーに参加して自分の可能性を広げようと思う人が多いことに驚きました。
又何かいい企画があればぜひ参加したいです。」

五十嵐ゆり様
「実践的、シンプル、分かりやすい切り口でとてもよかった。
今日、明日からでもできそうなこともたくさんおしえていただいたし、日頃から「これがスキだなー」と思っていることが話題になったりして納得、確認もできた。「内なる自分を知る」「価値観の輪郭が浮かび上がる」と言う点には強い共感を覚えました。
「自分を満たすことが大切」そこからはじまるんですねー。
非常にうなずけるキーワードでした。」

Y.H.様
「1年間ほどブログを続けているが、どういった物を書いていくか、どうやって自分らしさをだしていくかといった点が今回得られたのでよかった。失敗をおそれずにやっていいということ。自分になじみのあることを出していくということ。(持ち帰って実践したいです。)言葉と行動が一致して初めて心が動くということ。」

前田憲太郎様
「レジュメが最初にあるのに、持ち帰りたいもの3つを聞いて最後にうまくまとめてこと。話し方の参考になりました。
自分にしか書けないことしか書けないので自信を持って書けばいいなと再認識できました。
ありがとうございます」

S.H.様
「ブログを書く目的、スタンスが理解できたような“内なる自分に向けて書く”というスタンス、自分にとってホッとでき勇気が出ました。又続けられるような気になりました。ブログの前に“日記”を書く、何でも下地があるんだなーと発見!下地(ベース)大事にしていきます。」

A.H.様
「まだブログを始めて4ヶ月ほどなので、方向性やテーマを模索中ですが、今日のセミナーを聞いてマイペースでいいんだなぁーと思いました。もう少し自分の専門性を嫌味なくブログに盛り込めるように続けて見たいと思います。」

K.Y.様
「特に
① フィルターがあること
② 書き手の経験をもとに
③ 自分らしさが現れること のポイントが参考になりました。
ブログを非公開用、公開用と分けて、キッチリ決めて書こうと思った。」

木村哲様
「ブログをはじめる原動力、続ける原動力 が何か?
そういう視点でブログを考えたことがありませんでした。いろいろな視点でブログをとらえることができました。
書いたら実践・・・耳が痛い!」

E.K.様
「・とりかかる原動力は欲望。習慣は長続きするには愛という事。
・粘着力をブログにつける
・やりたいこと日記、やりたくないこと日記につける
・上手な文章の書き方①フィルタ②新しい価値③「らしさ」
・「25歳の自分を救う」と言う使命
ブログを書く目的を、今日の話をもとに見直していこうと思います。
大変役に立ちました。ありがとうございました!」

K.I.様
「ありがとうございました。ブログやってみたい!!ではなく→まずはやってみるという意識をもって行動に移していこうと思います。
無理せず、自分の伝えたいことを伝え、自分史にできるように・・・・
「内なる自分をもっと知ろうとすること」=自己分析・・・
普段仕事上でも言っていることですが、自己分析の手段として心の声を表現(文章)していくようにしなければいけないなあと感じました。ありがとうございました。」

T.H.様
「書き続けるコツがわかりました。
成功ハックスを先に読んでいましたので話がすんなりと入ってきました。ありがとうございました。
ここ1,2ヶ月、mixiの日記が続けることができているのですが、自分にとってなじみであること(本、スイーツ、買い物)を書いていたからだとわかりました。今日のお話を元にして、これからはブログにもチャレンジしてみます。」

K.I.様
「テンプレートを使って更新していくという手法。
自分を掘り下げていくツールとしてブログを使うという考え方。」

野見山朋尚様
「キャッチフレーズのキモ→今後ブログを作る際、サブタイトルを作るのに活かしていきたいです。
専門性をアピールする文章→現在のブログは「だらだら日記」になっているので、この書き方を今後していきたいと思っています。
毎朝5分間、「やりたいこと」と「やりたくないこと」を書く習慣をやってみようと思います。」

田北幸全様
「初めて、ブログについての話を聞かせて頂きました。
自分にもできるかな?と思える程簡単な内容でよかったです。早速取り組んでみます。
習慣の力、これですね。 」

M.I.様
「ブログはとても遠い存在だと思ってましたが、今回の大橋さんのお話でとても自分に必要なもののように感じはじめました。
ブログに限らず「続けること」やいろいろなことへの興味のもち方のヒント満載でした!
やりながら失敗し、高めていく、その自分の活かし方、生き方、やります! 」

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プーア・リチャードの暦 ベンジャミン フランクリン (著) #81

3月 12th, 2009 by blogown

印刷業で成功を収めた後、政界に進出しアメリカ独立に多大な貢献をし、多くのアメリカ人の価値観に影響を与えた(米100ドル紙幣に肖像がある)ベンジャミン・フランクリンが書いた教訓やことわざが書かれた暦が本書。

総じて言えば、「勤勉と倹約」を主とした価値観であり、古風でありながら、なおも輝きを失わない普遍的なもののように感じる。

そこで、本書から、いくつもの印象的な部分を引用してみる。

人生を大切にしたいとおっしゃるか?
ならば時間を無駄に使いなさるな。

時間こそ、人生を形作るのに一番大事なものだからと、プーア・リチャードは言っています。

時間の浪費こそ一番のぜいたく

そして、彼がほかでも言っているように、

時間の遺失物は、間違っても見つかりっこない

時間は大切なのだとじんわりと感じさせる内容です。

井戸枯れて、水の有り難さを知る
お金の有難味を知りたくば、借金をしに行きなさい

お金を借りに行くことは、悲しみを借りに行くこと
着道楽は禍のもと、道楽気分を相談する前に懐と相談しなさい

虚栄心の物欲しさは、物乞いのようにしつこい。いやはるかに図々しい
最初の欲望を抑えるほうが、次々起こる欲望を全部満足させるよりも易しい

富者への道は、もしそれをお望みならばですが、簡単なことなのです。
要するに取り引きのやり方と同じことなのです。
それには二つの言葉が大切です。

勤勉と倹約です。

時間とお金を決して浪費することなく、この二つを最大限に活用するのです。

勤勉と倹約がなければ何事も成就しません。
勤勉と倹約があれば何事も成就します。
正直に働いてお金を得、得たお金は貯金する(必要な支出は別ですが)、そういう人は、必ず裕福になります。

勤勉とは、時間の浪費をしないこと。
倹約とは、お金の浪費をしないこと。

それは、極めて合理的で、充実した人生を送るための秘訣でもあるだろう。

資源はかぎられている。
お金は稼げば増えるかもしれないが、時間は厳然たる事実として有限なのだ。

だからこそ、一番のぜいたくである「時間の浪費」をせず、富者となるためにお金の浪費をせず生活すること。
自分の生き方、人生について考えさせられる一冊。
だからこそ、アメリカ人の価値観に影響を与えることになったのだろう。

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となりの億万長者―成功を生む7つの法則 トマス・J. スタンリー (著), ウィリアム・D. ダンコ (著) #80

3月 7th, 2009 by blogown

アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者であるトマス・J. スタンリー氏とニューヨーク州立大学オルバニー校のマーケティング学部准教授であるウィリアム・D. ダンコ氏が、アメリカの億万長者の驚くべき暮らしぶりを徹底的に取材・調査し、その分析結果から発見された、人生に成功をもたらす「ミリオネアの知恵」について語ったのが本書。

本書で、特に印象的だったのは、億万長者のライフスタイルについてだ。

人は、食べ物や飲み物の嗜好、スーツや時計など身につけるもの、車などで相手を判断するきらいがある。優秀な人は洗練された好みを身につけていると決めてかかっている。しかし、金を貯めて金持ちになるよりも、ものを買うほうがずっと簡単だ。考えて見れば、時間と金をかけて趣味のよいものを身につければ、その分、金が貯まらないのは理の当然というものだ。

金持ちの特徴を三つの言葉で言い表せば

倹約、倹約、倹約

である。
ウェブスターの辞書で「倹約」をひくと「無駄を省く行動」とある。倹約の反対語は浪費である。私たちは、惜しげもなく、どんどんものを買うライフスタイルを浪費と定義する。倹約は資産形成の第一歩だ。

本書では、倹約というテーマについて、重点的に語られているが、それは資産形成における倹約のポジションが非常に大きなことを意味している。

倹約というと、生活を切り詰める、我慢する、というイメージがあるが、辞書の定義によると、「無駄を省く行動」だそうだ。そう考えると、非常に合理的な行動だとわかる。

不必要なものを買わない、本当にほしいというわけではないものは買わない。
そういう行動が倹約であるというわけだ。
非常に合理的。

金持ちの数が少ない理由
なぜ、アメリカにはこんなに金持ちが少ないのか。年収10万ドル以上稼いでいても、金持ちといえる世帯は少ない。

アメリカ人の大半は、明日の金を今日使う。ローンに追われ、稼いでは使う、使っては稼ぐというように、コマネズミのように同じ輪の中をクルクルと走り回っている。ものをふんだんに持っていないと裕福ではないと思い込んでいる。

◆競売人は倒産に詳しい。
彼らは、消費財は買った値段の数%でしか売れないことを知っている。だから彼らは無駄遣いをしない。ある競売人はなぜ、倹約家になったか話してくれた。

小さい頃、女の人が泣いているのを目撃したんです。庭の椅子に座ってね。泣いている間にその女の人が持っていたものは全部競売で持っていかれてしまった。あの女の人のことは脳裏に焼きついています。一生忘れることはないでしょう。

人は、単純に、その人の持ち物で相手を判断しがちである。
よく言われるように、セールスマンは身なりがいいほうが、売上も上がる、というわけだ。

しかし、いい持ち物を持つと、反対に、お金を失っている、とも言える。

この問題は、実際には蓄財、というよりも、「何にお金を分配するのか?」というテーマに集約される。

持ち物、たとえば、スーツや時計、車などに、お金を分配するということは、上記のように消費財は買った価格の数%でしか売れないということから見ても(たとえば、スーツはまず転売できないだろうし、車でさえ、毎年、かなりの金額が目減りすることになる)、価値が時とともに減少していく資産への分配と見ることができる。

要するに、お金を失っているというわけだ。

資産形成のためには、倹約が重要。
無駄を省く行動(倹約)をしながら、これからのために行動していきたい。

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ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか マルコム グラッドウェル (著) #79

3月 5th, 2009 by blogown

『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中の著者、マルコム・グラッドウェルによる著作。世界的な大ベストセラー。

本書のタイトルである「ティッピング・ポイント」とは、あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間のこと。

たとえば、それまで知られていなかった本が一躍ベストセラーになる現象などが、どのようなプロセスによって起こっているのかについて、また、犯罪率が著しく増減したりといった謎の多い現象を解明しようとしたのが本書。

本書では、爆発的感染の3原則として、原則1:少数者の法則、原則2:粘りの要素、原則3:背景の力、という3つをあげている。

本書で最も印象的だったのは、やはり「少数者の法則」で書かれている、スタンリー・ミルグラムの実験に代表されるコネクター論の部分だ。

ミルグラムは、ネブラスカ州のオマハに住む160人の住所・氏名を電話帳から入手し、それぞれに手紙を郵送。その手紙には、マサチューセッツ州のボストンで株式仲買人として働き、シャロンに住んでいる人物の名前と住所が入っている。それを受け取った人はその手紙にさらに自分の氏名を記し、株式仲買人のより近くに住んでいる友人や知り合いに転送するように指示されている。

そしてミルグラムは、ほとんどの手紙が株式仲買人に届くまでに五段階か六段階経ていることを発見した。
この実験から、関係の六段階分離という概念が生まれた。

このことは、広く知られており、「Six degrees of separation」として有名だ。

本書で、もうひとつ注目すべき点が書かれており、それは以下のことだ。

わたしたちはほとんどの場合、それほど広範囲で多岐にわたる交友関係を持っているわけではない。ある心理学者のグループによる有名な調査研究によると、マンハッタン北部に建設された公営集合住宅「ダイクマン」の居住者に親しい友人の名前を挙げてもらったところ、その友人の八八%は同じビルに住み、さらにその半数が同じ階に住んでいるという結果が出ている。

つまり、ほとんどの人にとって、社会とは、少数の人(調査・研究によれば、小さな物理的空間を共有している人がほとんど)とのつながりでしかないということになる。短く言えば、範囲は狭く、限られた交友関係によって、その人の社会は構築されているわけだ。

しかし、その一方で、ミルグラムの実験を見るとわかるように、遠くの株式仲買人に手紙を届けるのに6段階程度しか、関係性のつながりを要しないという。なぜか。それは、「コネクター」が、個々の(ある種、孤立しかかっている)社会をつなげているからだ。

シャロンにある株式仲買人の自宅まで届いた二四の手紙のうち、一六の手紙は、ミルグラムがジャコブ氏と呼ぶ織物商の手で本人に渡されていることがわかった。

残りの手紙は株式仲買人の事務所に届いているが、その大半は、ミルグラムがブラウン氏およびジョーンズ氏と呼ぶ二人の人物を通じている。合計すると、株式仲買人の手元に届いた手紙の半分がこれら三人の人物の手で本人に届けられていたのである。

関係の六段階分離説は、すべての人が自分を除くすべての人とちょうど六段階でつながっていることを意味しているのではない。ごく少数の人がわずかな段階でその他すべての人とつながっていることを意味する。残る人々はこの特別な少数者を通じて世界とつながっているのである。

世界を束ねる特殊な才能を持っているこのような人々を、本書では媒介者(コネクター)と呼ぶ。

僕らの世界は、コネクターによってむすびつけられている。
世界の裏側について、思いをはせることのできる一冊。

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