「やずや」の秘密 栢野克己(著) #160

12月 30th, 2010 by blogown

10代は受験失敗、短大⇒夜間大学卒
20代は就職・転職に失敗
30代の起業は1年で4回廃業
40代前半は<倒産>借金失意の日々

そんな<脱落者>が44歳で目覚め、
年商6千万円が、今や400億円!!

というような、福岡にある年商400億円企業の「やずや」がどのようにしてできたのか、どういう経緯でこれまでに至るのかについて書かれた書籍が本書。

僕は本書に成功する人の共通点を見ました。

成功する人はマネをする

拙著『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人、稼げない人』を書く上で、僕は30代で年収3000万円を実現した人を110人、直接会って、色々な話を聞いてきました。

そこから得られた共通点と、本書で文章化された「やずや」創業者、矢頭宣男氏の講演での話がまさに一致していました。

率直で、シンプルな語り口でありながら、本質的な部分だと感じました。
その箇所を下記に引用します。

例えば花屋やってるとするでしょう。
絶対、花屋で成功する方法は簡単なんです。

同じ福岡地区の花屋は教えてくれない。
競合するから。

ところが、大阪に繁盛している花屋があったら手紙を書く。

これこれこういうことで「花屋をやっているが儲からない。元気な花屋と聞きました。
そして、またたくまにこの五年で成功して羨ましい。
ぜひ私に商売の花屋の道を教えて欲しい」。

そういうことを手紙に書いて電話かける。
したらね。「遊びに来んですか」って言ってくれる。

行ったらね。同業ですから、もう、どんどん響いてくる。
業種が違う場合はヒラメキが少ないですけれども、同業の場合はドンドンヒラメキがある。それを真似ればいいんです。

でもほとんどしませんね、これ。
私は常に、肝に銘じてやっている。
同業でも行って、頭を下げて、裸になって、「これで苦労してる、困っている」とかいえば、競合してない部分は教えてくれますね。

成功する人はマネをする
僕は全員とは言わないまでも、かなりの数の成功者は徹底的にマネをした経験があります。

僕は拙著では「弟子入り」と呼び、師匠・メンターのような存在に学ぶことだと述べました。
その一形態が、この「うまくいっている同業者のマネをする」ということなのです。
取材調査でも同じようなエピソードを何度も聞きました。

さすがに400億円企業の礎を築いた創業者、矢頭宣男氏。
その講演、言葉にはその重みが感じられますね。

「やずや」の秘密 栢野克己(著) #160

Posted in 自伝系, 起業 | 2 Comments »| タグ: ,

栢野克己さんの事務所でUST講演しましたー!

12月 27th, 2010 by blogown

先日、お世話になっております栢野克己さんの事務所に伺いました。

栢野克己さんは、ベストセラー18万部「小さな会社☆儲けのルール」を筆頭に「弱者の戦略」「逆転バカ社長」の著者。新刊「やずやの秘密」も好評発売中。

その際、私自身の新刊についての話になりまして、ユーストリームというハイテクを使って、ちょっとした講演をしました。

テーマはというと、新刊『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人 稼げない人』の内容を短くまとめて言うと、何なのか?

というものです。

お役に立てば!

録画データのURL
http://www.ustream.tv/recorded/11543459

もっと詳しく知りたい方は、
拙著『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人 稼げない人』をお買い上げください!

Posted in 講演 | 1 Comment »| タグ:

崖っぷちで勝つランチェスター社長学  竹田陽一(著)#154

9月 30th, 2010 by blogown

ランチェスター社長学

成功者に見られる二つのタイプ

著者の竹田陽一氏は、3-40年前、企業調査会社に勤め、
企業の信用調査や倒産取材の仕事をしていたので、多くの社長と出会っていた。

その頃、ナポレオン・ヒルがアンドリュー・カーネギーの提案を受けて、
まとめた『巨富を築く13の条件』『成功哲学』が出版されていたそうだ。

竹田陽一氏が多くの社長と会っていくなかで、ナポレオン・ヒルの言うとおり、
燃えるような願望をもつとともに大きな目標を掲げ、
バリバリと仕事を進めて短い期間に大きな会社にした社長もいたそうだ。

このタイプの社長は、たいてい20代で独立しており、
朝が早く一年間に5000時間以上仕事をして、
竹田氏いわく「人間ブルドーザー」といえるような人で、
先天的成功者
と名付けた(もちろん、このタイプのなかには、
やりすぎや手の広げすぎが原因で倒産する人もいるらしい)。

ところが、業績が良い別の会社の社長はというと、そうでもないのだった。

このタイプの人のやり方をまとめると、以下のようになる。

1.はじめは当面の生活費を稼ぐために、小さな事業を始めた。

2.特別大きな目標などなく、目の前の仕事に
とにかく長時間労働で一所懸命に取り組んだ。

3.この状態を10年ぐらい続けたとき経済的に
ゆとりがでてきたので、経営戦略の研究に取り組んだ。

4.経営戦略の研究をしていて「これが最も大事な原則だ」と
書かれていたので、素直にそのとおりにやってみた。

5.原則に従った経営を何年か続けているうちに、
売上がグングン伸びて利益性も良くなった。

6.このような成功体験が自信につながり、
今までよりは大きな目標が定められるようになったばかりか、
経営に対する意欲も強くなった。

このタイプは後天的成功者で、
独立したときの年齢は30-35歳
が多くなっている。 

このように、成功者には、先天的成功者の強者型人間と、
後天的成功者の弱者型人間の2つのタイプがいる。

しかも、後天的成功者のほうが10倍以上多かったそうだ。

竹田陽一氏は、この2つのタイプを対照させて表現している。

弱者型タイプ
1.長時間労働
2.戦略の研究
3.実行
4.高い実績
5.自信

強者型タイプ
1.願望
2.大きな目標
3.長時間労働
4.大きな業績

以上が本書『ランチェスター社長学』に書かれた成功者の分析である。

僕は、竹田陽一氏と同じように成功者に取材してきた。
具体的には、30代で年収3000万円を実現した人を110人。

そういう過程を経て、あらためて本書を読むと、
竹田陽一氏と同じ結論に至ることに気づかされた。

僕は、この成功者の2タイプを「おっとり成功者」と「ガンガン成功者」に分けた。

世の中には、「おっとり系」と「ガンガン系」がいるのだ。

「ガンガン系」は、外向的で能動的、自分の思うがまま、
営業でもガンガン売り込むことのできる性格の人のことだ。

そして、「おっとり系」は、内向的で受動的、おっとりしていて
着実にコツコツが得意な性格で、相手の気持ちを意識しすぎて
売り込みできずにいるような性格の人のことだ。

関連:「おっとりした人が成功するための7つのステップ」レポート

僕の主張と竹田陽一氏の主張は若干、異なる部分がある。

後天的成功者・おっとり成功者は、必ずしも経営戦略の勉強をしているとは言えず、
前職時代の経験や人脈、ノウハウを活用することが
重要なポイントであると感じるのに欠けている点などだ。

とはいうものの、僕にとってありがたく、
また「やっぱり!」という気持ちになったのはうれしかった。

それは、3-40年前に竹田陽一氏がその実体験から得られた洞察が、
僕が得た洞察とほとんど同じだったからだ。

そして、そのことは、社会の「おっとり系」にとっては素晴らしいことなのかもしれない。

なぜなら、「おっとり系」は成功者のなかでも大きなシェアを占めており、
また、その方法論、おっとり成功者への到達ルートの分析がなされているからだ。

ちなみに、僕が調査の上で得た「おっとり成功者」「後天的成功者」の
成功ルートについてお話しておきたい。

彼らは、おおむね、前職時代、独立時代の流れの中で、
「下積み」「種まき」「不遇の時代」を経験している。

なぜなら、おっとり系は、人間関係、信頼関係をベースに
顧客数、売上、利益が増加していく傾向にあるからだ。

人間関係、信頼関係の醸成には時間がかかる。
だから、それらの時代を経験するのだ。

ただ、いったん増加しだすと、口コミ・紹介が起こっていくために、
急ペースで増加していくことになる。

それがおっとり成功者の典型パターンだ
(もちろん、例外もあるし、そのパターンもいくつかに分類できる)。

僕の場合の「おっとり成功者」と「ガンガン成功者」の
成功者の2タイプの対照表は以下のとおり。

若干、違うと思う部分はあるにせよ、
3-40年前にすでに同じような洞察を得られていたことを知って、
驚きと同時に安心と自信を持った。

ということは、成功法則、というか、デキる人、うまくいく人の
パターンやタイプ、到達ルートなど(やっぱり俗に言う「成功法則」でしょうが)は、
時代が変わっても、3-40年前も現在も変わらないものなのだ。

本書を読んで、僕はそういうことを思った。

崖っぷちで勝つランチェスター社長学  竹田陽一(著)#154

Posted in 哲学系, 富を築く, 経営戦略, 自己啓発, 起業 | 2 Comments »| タグ: , , ,

小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略 竹田 陽一 (著), 栢野 克己 (著) #145

7月 10th, 2010 by blogown

本書は、中小企業コンサルタントの竹田陽一氏と零細企業コンサルタントの栢野克己氏が、
豊富な経験をもとに、実戦に即したかたちで、
中小企業が成功するための戦略とマーケティング、営業のノウハウを披露したもの。

10万部を超えるベストセラーの一冊。

あまりに良書なので、この読書感想文に書いた気になってましたが、
意外なことにまだ書いてなかったことに気づき、書きました。

僕自身は、著者のお二人、
竹田陽一氏と栢野克己氏は知り合いです。

そのため、どうしても公平な判断がしづらいとは思いますが、
そういう偏見、バイアス込みで、本書は本当に素晴らしい。

だからこそ、ビジネス書で、経営系の書籍で
10万部という常識外れの大ベストセラーなのだと思う。

本書を端的に述べると、
「深い」、そして、「わかりやすい」。

まず、ランチェスター戦略というかたちで、
経営において重要な部分をそれぞれ解説。

・商品戦略
・エリア戦略
・客層戦略
・営業戦略
・顧客戦略
・時間戦略

これらのフレームワークは、
大枠として、経営をどのようにしていけばいいのかを理論面で解説。

どのように行動すべきか、
深い洞察が得られる内容だと感じる。

加えて、本書が「わかりやすい」ものになり、
非常に読みやすく、気づきが得られるものとなっている要因が本書を甘く包み込む。

それが豊富な事例である。

たとえば、「エリア戦略成功例1 保険営業の場合」

小さな島でもコツコツ回ればエリアナンバーワンに

九州一のセールスレディは長崎の島、平戸というところの森聖美子さん。

20年連続!で九州でほぼ一位とのこと。

平戸は人口が2万人くらいしかない島にもかかわらず。

最初は泣かず飛ばずだったそうですが、
左遷された上司が戦略のある人で、
「あなたはこの島を一軒ずつ回りなさい」と指導。

その結果、森さんの独り占めで、
ナンバーワンになったとのこと。

このようなかたちで、示唆に富む事例が
各章にいくつも挟み込まれ、アイデアが刺激されます。

自分のビジネスでは、
どのように応用できるのか。

そう考えながら読むだけで、
色々なアイデアがうまれてくること請け合い。

個人的に、そう何度も読み返す本は、
想像以上に少ないのですが、
そのなかでも、本書は、何度も読み返す、数少ない本の一冊。

名著。

ただ、一点。

著者の栢野克己氏も話していたことではあるのですが、
本書の事例のなかで紹介された会社のなかには、
民事再生法が適用されたり、倒産したりという会社もあることも事実。

しかし、どんなに戦略に沿った経営をしている会社でも、
時代の流れで商品が売れなくなったり、
新規事業で大コケしたりもするので、
どうしてもうまくいかなくなる会社も出てくるだろうと思います。

そういう点も加味しつつ、
総じて名著だと感じます。

何度も読み返すことになる一冊。

小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略 竹田 陽一 (著), 栢野 克己 (著) #145

Posted in 営業戦略, 地域戦略, 客層戦略, 時間戦略, 経営戦略, 起業, 顧客戦略 | 2 Comments »| タグ: ,

« Previous Entries

★メールニュースレター(無料)

竹内正浩メールニュースレターに登録する
お名前
Eメール

竹内正浩


竹内正浩のプロフィール
(宣言)「本ブログの方針」と「献本」について
ビジネス書名作選

竹内正浩の著書


『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人 稼げない人』竹内正浩(著)(東洋経済新報社)


『コーヒーとサンドイッチの法則 -「利益を獲得する」ための6つの戦略』竹内正浩(著)(東洋経済新報社)その韓国語版

★特別レポート集

★すごい本の論考

★【竹内正浩のビジネスCD・DVD】

★講演レポート

最近の投稿

Categories

ブログロール

アーカイブ:

検索:

メタ情報:

あわせて読みたいブログ

あわせて読みたいブログパーツ
Get Adobe Flash playerPlugin by wpburn.com wordpress themes