ランディ・コミサー―あるバーチャルCEOからの手紙 ランディ・コミサー (著) #128

2月 12th, 2010 by blogown

本書は、Kleiner Perkins Caufield & Byers(クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ)のパートナーであり、クラリスの共同創業者、ルーカスアーツなどのCEOを勤めた著者、ランディ・コミサー氏が自身の人生を元に描き出した、半自伝的小説。

物語は、ベンチャーを立ち上げたいと望む若者レニーと、彼を導く自身(ランディ)によってつむがれていく。

本書で最も印象的だったのは、やはりランディの語る思想・生き方・ビジネス人生の歩み方の部分である。

彼が言っているのは、ビジネスを通して自分の人生を築くには2つのプランがあるということだ。

1.後配ライフプラン
2.生涯ライフプラン

1.後配ライフプラン
「やらなければならないこと」を優先させ、「やりたいこと」を後回しにするプラン。
義務をエネルギー源として金銭的な満足を得、その後、精神的な豊かさを享受する。
自分を捨てることが求められる。

2.生涯ライフプラン
「やりたいこと」を最優先させるプラン。
「やりたくないこと」をするより、もっと意味のあることに情熱を注ぎ、まず精神的な充足を得る。
金銭的な成功は副次的な要素と見なす。

ちなみに、1.後配ライフプランをもっと詳しく述べているので引用しておこう。

後配ライフプランでは、人生は二つの異なったステップに分類される。

ステップ1:一生懸命に働く。
ステップ2:定年退職後に人生を味わう。

私たちはみな、この後配ライフプランで教育されてきた。
シリコンバレーでも、後配ライフプランが動機づけとなって長寿を前提に定年退職までせっせと働き、そのあとでセカンドライフを味わうという人が多い。

ちなみに、この後配ライフプランには、2つの落とし穴があるそうだ。

ひとつは、まず、一般に、金さえ儲ければ、ステップ1の退職の時期を早めることができると思われているが、現実は甘くなく、実際に成功する人の数は極めて少ない。
つまり、そもそも、成功することが難しい。

二つ目は、運良くステップ2まで到達したとしても、ステップ1の生き方しか知らず、途方に暮れる人が多い、ということがある。

ランディ・コミサーが本書で語っているのは、ビジネスをよりうまくやっていく方法論ではない。
ビジネス人生の生き方について、である。

自分を捨て、後々の充足感のために、今、やらなければならないことを優先させて、「頑張る」のか。
自分自身が本当にやりたいと望んでいることをやり、意味あることに情熱を注ぎ、そのプロセス上で金銭を得るのか。

その選択肢を選ぶのは自分自身である。

ちなみに、2.生涯ライフプランを選んでしまった者はこう思う。

世間一般では、1.後配ライフプランが常識的な生き方だと思う。
それは、定年退職が一般的であり、また、セカンドライフという言葉が知られていることからもわかるだろう。

そのために、生涯ライフプランを選んだ者は、それが世間から認められるようになるまでの間、非常に世間体が悪いことになる。
なぜなら、一般的な生き方ではないからだ。

たとえば、「お笑い芸人」がそうだろう。
本当に「お笑い」が好きで、情熱を持って、「お笑い芸人」として知られたいと望む若者がいる。

彼は、きっと世間的に売れるまで、売れないお笑い芸人、収入的に低い人として、世間体は非常に悪い。
周囲からは冷たい視線を浴び続けることになる。
もちろん、売れてしまえば、手のひらを返したかのように、誰しもが賞賛してくるのだが。

このように、2.生涯ライフプランを選ぶには、それなりに犠牲もあり、覚悟も必要となるわけだ。

ただ、一方で、1.後配ライフプランを(無意識的にでも)選んだ人で、定年退職後を楽しみに、セカンドライフを充実させるぞ、と意気込んでいたけれども、実際に退職してみると、仕事しか知らずに生きてきたために、気の抜けてしまったようになってしまう人もいるそうだ(それが落とし穴の2つ目なのだが)。

どちらが正しいということはないだろう。
どちらを選びたいと思っているか、どちらの人生を生きたいと思っているか。
そういうことだ。

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(号外)竹内正浩のセミナーが、東京・大阪・福岡で開催決定!

12月 1st, 2009 by blogown

【かなりひさしぶりに、自分主催での自分のセミナーをすることとなりました】

こんにちは、竹内正浩です。

今回、ついに2009年の1年間をかけた活動の集大成を
セミナーとしてお伝えできることになりました。

よく「今、何をしているの?」と聞かれるのですが、
その度に「取材活動です」と言ってきました。

では、何の取材活動かというと、人の人生についての取材活動です。

具体的には、この1年間をかけて(今のところ)、
総勢174名(30代で年収3000万円を実現した87名を含む)の人生を
取材してきました。

この取材活動の過程で、さまざまなことがわかってきました。

それらを、今回のセミナーでお伝えできればと思っています。

ようやく「今年1年間という時間」と「多額の取材費」、
そして、「多くのエネルギー」を傾けた活動の成果をある程度、
まとまったかたちで、お伝えできることを
今から、とっても楽しみにしています。

また、かなり小規模のセミナーにする予定ですので、
たっぷりと質疑応答の時間をとって、得られた見識について、
少しでも多く、お話できればと思います。

直接、お会いできることを楽しみにしています。

竹内正浩

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竹内正浩の人生戦略セミナー
「30代で年収3000万円を実現した87人の人生を取材してわかった8つのこと」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
“174名の人生を取材してきてわかったこととは?”

ここに35歳の男性が2人います。
一人の年収は4-600万円。もう一人の年収は3,000万円。
なんと約5-7倍の年収です。

どちらも同じような家庭環境で、これまで生きてきた年数も同じくらい。

なのに、これほどの年収の差がつくのは、なぜでしょうか?
その違いは何なのでしょうか?

おそらくは、これまでの人生の過ごし方が、その差を生み出したのでしょう。
なぜなら、他はほとんど変わらないのですから。

では、人生の過ごし方として、どのような点が、違ったのでしょう?
また、これから、自分自身の人生を
より素晴らしい方向へと変えるには、どうしたらいいのでしょうか?

私は、その違いを、この一年間、調査・研究してきました。

具体的には、私の人生における2009年、1年間の時間すべてと
取材費・数百万円(移動費、宿泊費、手土産代、お茶代などなど含めて)、
多くのエネルギーを費やすことで、これまでに
30代で年収3000万円を実現した87名の人生を含む、
総勢174名の人生を取材してきました。

余談ですが、「30代で年収3000万円を実現した」人に取材するのは、
そこらへんにいるわけはないので、結構、大変で、苦労しました。。。

今回のセミナーでは、私が30代で年収3000万円を実現した87名を含む、
総勢174名の人生を取材してきて、
わかったことについてお話させていただきます。

このセミナーで、なかなか普段知ることのできない、
人の人生の共通点などについてお伝えしていきます。

ですから、それを知ることで、あなたがあなた自身の人生を
より素晴らしい方向へと変える方法を
身につけることができるようになるでしょう。

タイミングの合う方と、当日、お会いできることを楽しみにしています。

自分自身の人生をより素晴らしい方向へと変えたいと望む方、
好奇心が強く、何でも知りたいので、
人生についても知りたいという方のご参加をお待ちしています。

【当日扱う予定のテーマ】

・ 30代で年収3000万円を実現する4つの道
・ ビジネス人生の流れから見る、成功する人の共通パターン
・ 「高所得者」と「そうでない人」の違い
・ 人の人生は大きく分けると2パターン
・ なぜ、成功への道はひとつではないのか
・ 「見た目」と「ビジネス」の意外な関係
・ 人生を素晴らしい方向へ変える3つの方法
・ 取材から見えた、成功する子育て3つのヒント
・ 頭の隅に入れておいたほうがいい3つのこと
・ 今年中にやっておくべき4つのこと

【セミナースケジュール・場所】
2009年12月10日(木)14:00-16:00(予定)/東京・御茶ノ水近辺(定員10名)
2009年12月16日(水)14:00-16:00(予定)/大阪・梅田近辺(定員5名)
2009年12月20日(日)14:00-16:00(予定)/福岡・天神近辺(定員5名)
2009年12月21日(月)19:00-21:15(予定)/福岡・天神近辺(定員未定)

【受講料】15,000円

★このセミナーへのお申し込みはこちらから!↓↓↓
http://www.takeuchimasahiro.com/ottorikei/seminar-200912_takeuchi.html

※申し込み多数の場合、抽選とさせていただきます。

それでは、当日、お会いできることを楽しみにしております!
ありがとうございました!

竹内

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(宣言)「本ブログの方針」と「献本」について

11月 27th, 2009 by blogown

「本ブログの方針」と「献本」について

本ブログは、基本的に「読書感想文」です。
そのため、私の独断と偏見で書かせていただいておりますし、また「読書感想文」ですので、いわゆる「書評」とは異なり、書籍を評価する文章ではありません

私自身、著者の一人でありますし、書籍を評価できるような多様なバックグラウンドを持ち合わせてもおりません。

つまり、このブログでは、書籍を評じているわけではなく、好き勝手に、読んだ感想を書いているわけです。

そのような背景のなかで、2009.11.27まで、完全に自分自身の独断と偏見を出し切れていなかったと思っております。

しかし、今日からは、私自身が28歳の誕生日を迎えたということもあり、自分が読んで、本当によかったと思う本、いい本、自分の本当に好きな本だけを好き勝手書いていこうと思います

そのため、ご好意は大変ありがたいのですが、献本はなにとぞ、ご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます

これは、「献本による心理的負担の重さ」に加えて、本当に好きな本、読みたいと思っている本を読む時間がなくなってしまうからです。

もし、本当に、心から、あまり知られていないけれども、これはいい本だということを伝えたい場合、竹内正浩の知人を通じて伝えていただくか、お問い合わせフォームより、ご連絡ください。

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拙著『コーヒーとサンドイッチの法則』の韓国語版が出版

10月 6th, 2009 by blogown

『コーヒーとサンドイッチの法則』の韓国語版

拙著『コーヒーとサンドイッチの法則』の韓国語版が出版。
手元に届きました。
初めて、韓国語の書籍を手に取ることとなりました!
日本の書籍とは違って、デザインもサイズも変わっています。
韓国語の本は、洋書のペーパーバックみたいですね。

『コーヒーとサンドイッチの法則 -「利益を獲得する」ための6つの戦略』竹内正浩(著)(東洋経済新報社)

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『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人 稼げない人』竹内正浩(著)(東洋経済新報社)


『コーヒーとサンドイッチの法則 -「利益を獲得する」ための6つの戦略』竹内正浩(著)(東洋経済新報社)その韓国語版

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