夢は、「働きがいのある会社」を創ること。ポール オーファラ (著), アン マーシュ (著)#147
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「キンコーズ」の創業者、ポール・オーファラの自伝が本書。
ポール・オーファラは、難読症(ディスレクシア)で
多動症(ADHD)で苦労した経験の持ち主。
そのために、誰か他の人の助けを必要とする人生を歩んできた。
それゆえにポール・オーファラが身に付けた
素晴らしい能力が「人に任せる能力」である。
本書には、その「人に任せる能力」について、
さまざまなエッセンスが詰め込まれている。
「自分で読み書きできないなら、
読み書きのうまい人に助けてもらえばいい」
たとえば、ビジネスの初期にポール・オーファラは、
『ビジネスに「追われる」のではなく、ビジネスを「追う」ことを心に誓った』という。
実際、キンコーズ1号店をオープンしたとき、
開店直後は一週間ずっと店に出たが、
それ以降は、週に二日しか出ていない。
だから、キンコーズを手伝ってくれるスタッフを雇い、運営を任せたのだ。
このため、彼は単調な作業の苦しみから解放されたとのこと。
数年後には、店が数か所に増えたが、
「業務」には一切関わらないことを決心したそうだ。
長年、ポール・オーファラが実践してきた
ビジネスを「追う」方法のひとつが、オフィスを離れることだ。
彼は、仕事にサイクルを設け、三週間ほど出張したら
次の三週間は本部オフィスに戻ることを繰り返したそう。
出張に出ると、全米各地に広がる地域ごとのキンコーズ・ネットワークの
さまざまな店に足を運び、同時に、できるかぎり多くのライバル店にも足を運んだ。
それは、ライバル店の工夫を探り出すためだ。
人に任せること。
それは、重要だが、心理的に難しい行為である。
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