元サラ金取立てナンバーワンが書いた 自己破産せずに借金を返す法『特定調停』があなたを救う! 金森 信二郎 (著), 金森 重樹 (著) #71
admin 元サラ金取立NO1の弟・金森 信二郎氏と、「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」「インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング」「超・営業法」の著者である兄・金森 重樹氏の金森兄弟が安くて簡単な借金解決法について書いたのが本書。
プロローグ 知られざる借金解決法、教えます
第1章 まず、取立て対策(サラ金の取立屋も所詮サラリーマン、ビビることはない!夜逃げにメリットなし ほか)
第2章 借金整理に成功するため、しなければならないこと(「借金整理」の前に「気持ちの整理」から始めよう 失敗しない上手な相談の仕方七つの鉄則 ほか)
第3章 知ってトクする、知らなきゃソンする!特定調停(「早くて」「安くて」「返済がラクになる」弁護士いらずの裁判所制度 そもそも特定調停とは? ほか)
第4章 特定調停の手続き準備から成立後まで(特定調停の準備 特定調停の手続きの流れ ほか)
たしかに、現在の自分にとっては、直接関係のない知識ではあるが、人生何があるかわからないし、関係ある人と知り合うこともあるだろう。また、多重債務で苦しんでいると、最終的には、夜逃げ、一家離散、自殺といったように、悲劇的な状況につながりかねない。だからこそ、予備知識、事前の知識としても有益かと思う。
本書全体のトーンとしては、「基本知識を身に付けて、正面から立ち向かうことが大事」といったもので、正統派な感じがする。
僕が本書で特に印象的だったのは、「サラ金業者が禁止されている取立て方法」。
「サラ金業者が禁止されている取立て方法」
- 暴力的な態度をとること、大声をあげること、暴言を吐くこと
- 大人数で押しかけること
- 午後九時から午前八時まで、その他不適当な時間帯(冠婚葬祭時など)に、電話や電報で催促したり、自宅を訪問したりすること
- 反復・継続して電話・電報・訪問すること
- 張り紙、落書き、その他いかなる手段であっても、債務者の借入れに関する事実、その他プライバシーに関する事項等をあからさまにすること
- 勤務先を訪問して債務者や保証人等を困惑させたり、不利益を被らせたりすること
- 借金整理を弁護士、司法書士に委任した旨の通知があった後や、調停その他裁判手続きをとった旨の通知を受けた後に、正当な理由なく顧客に支払い請求をすること
- 他の金融業者からの借入れやクレジットカードの使用等による弁済を要求すること
- 法律上支払い義務のない者に対して支払い請求をしたり、必要以上に取立てへの協力を要求すること
- その他、正当とは認められない方法によって請求や取立てをすること
テレビや映画の影響で、一般的にイメージする「取立て」は、上記のような方法があるような気がする。
しかし、実際には、これらの行為をした場合は、金融業者が行政処分、行政指導を受けたり、告訴することもできるとのこと。
冷静に考えてみれば、金融業者もビジネスでやっていること。わざわざ処分、告訴されて損失を被るリスクを冒すことはなかなかないと考えることができる。
ただ、これらは、正規の金融業者の場合。
「ヤミ金」、つまり、法律に沿わない、違法な高金利をとっている業者は、この範疇になく、強引な取り立てが行われることになる。
しかし、その場合も、出資法違反の高金利での貸付は公序良俗に反する行為であることから、契約自体が「無効」となる。つまり、債務者に支払い義務はないというわけだ。
ヤミ金の悪質な取立てを受けた場合に取るべきプロセスは、次の通りだそう。
1. 公序良俗違反(民法九十条)
2. 不法原因給付(民法七百八条)
の二点を理由に、法律家に「債務不存在通知書」を書いてもらい、ファックスまたは郵送で送ってもらいます。
債務不存在通知書とは、「債務(借金)が存在しない」という内容を通知する文書です。そして、ヤミ金業者がこの警告を無視するようであれば、本当に法的対処に出ることになります。
本書を読んで気付くのは、借金に対しても、基本知識を身に付けて、正面から立ち向かうことが大事で、同時にそれが可能なのだということだ。
重要な知識を事前に身に付けておくことは非常に大事だと感じた一冊。
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