元サラ金取立てナンバーワンが書いた 自己破産せずに借金を返す法『特定調停』があなたを救う! 金森 信二郎 (著), 金森 重樹 (著) #71

1月 19th, 2009 by admin

元サラ金取立NO1の弟・金森 信二郎氏と、「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」「インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング」「超・営業法」の著者である兄・金森 重樹氏の金森兄弟が安くて簡単な借金解決法について書いたのが本書。

目次(アマゾン)

プロローグ 知られざる借金解決法、教えます
第1章 まず、取立て対策(サラ金の取立屋も所詮サラリーマン、ビビることはない!夜逃げにメリットなし ほか)
第2章 借金整理に成功するため、しなければならないこと(「借金整理」の前に「気持ちの整理」から始めよう 失敗しない上手な相談の仕方七つの鉄則 ほか)
第3章 知ってトクする、知らなきゃソンする!特定調停(「早くて」「安くて」「返済がラクになる」弁護士いらずの裁判所制度 そもそも特定調停とは? ほか)
第4章 特定調停の手続き準備から成立後まで(特定調停の準備 特定調停の手続きの流れ ほか)

たしかに、現在の自分にとっては、直接関係のない知識ではあるが、人生何があるかわからないし、関係ある人と知り合うこともあるだろう。また、多重債務で苦しんでいると、最終的には、夜逃げ、一家離散、自殺といったように、悲劇的な状況につながりかねない。だからこそ、予備知識、事前の知識としても有益かと思う。

本書全体のトーンとしては、「基本知識を身に付けて、正面から立ち向かうことが大事」といったもので、正統派な感じがする。

僕が本書で特に印象的だったのは、「サラ金業者が禁止されている取立て方法」。

「サラ金業者が禁止されている取立て方法」

  • 暴力的な態度をとること、大声をあげること、暴言を吐くこと
  • 大人数で押しかけること
  • 午後九時から午前八時まで、その他不適当な時間帯(冠婚葬祭時など)に、電話や電報で催促したり、自宅を訪問したりすること
  • 反復・継続して電話・電報・訪問すること
  • 張り紙、落書き、その他いかなる手段であっても、債務者の借入れに関する事実、その他プライバシーに関する事項等をあからさまにすること
  • 勤務先を訪問して債務者や保証人等を困惑させたり、不利益を被らせたりすること
  • 借金整理を弁護士、司法書士に委任した旨の通知があった後や、調停その他裁判手続きをとった旨の通知を受けた後に、正当な理由なく顧客に支払い請求をすること
  • 他の金融業者からの借入れやクレジットカードの使用等による弁済を要求すること
  • 法律上支払い義務のない者に対して支払い請求をしたり、必要以上に取立てへの協力を要求すること
  • その他、正当とは認められない方法によって請求や取立てをすること

テレビや映画の影響で、一般的にイメージする「取立て」は、上記のような方法があるような気がする。

しかし、実際には、これらの行為をした場合は、金融業者が行政処分、行政指導を受けたり、告訴することもできるとのこと。

冷静に考えてみれば、金融業者もビジネスでやっていること。わざわざ処分、告訴されて損失を被るリスクを冒すことはなかなかないと考えることができる。

ただ、これらは、正規の金融業者の場合。
「ヤミ金」、つまり、法律に沿わない、違法な高金利をとっている業者は、この範疇になく、強引な取り立てが行われることになる。

しかし、その場合も、出資法違反の高金利での貸付は公序良俗に反する行為であることから、契約自体が「無効」となる。つまり、債務者に支払い義務はないというわけだ。

ヤミ金の悪質な取立てを受けた場合に取るべきプロセスは、次の通りだそう。

1. 公序良俗違反(民法九十条)
2. 不法原因給付(民法七百八条)
の二点を理由に、法律家に「債務不存在通知書」を書いてもらい、ファックスまたは郵送で送ってもらいます。
債務不存在通知書とは、「債務(借金)が存在しない」という内容を通知する文書です。

そして、ヤミ金業者がこの警告を無視するようであれば、本当に法的対処に出ることになります。

本書を読んで気付くのは、借金に対しても、基本知識を身に付けて、正面から立ち向かうことが大事で、同時にそれが可能なのだということだ。

重要な知識を事前に身に付けておくことは非常に大事だと感じた一冊。

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株価がすごいことになっている件について

10月 27th, 2008 by admin

日経平均終値は7162円、バブル崩壊後の最安値更新

週明け27日の東京株式市場は急激な円高を受け4営業日続けて株価が下落し、日経平均株価(225種)は、2003年4月28日に記録したバブル崩壊後の最安値7607円88銭を5年6か月ぶりに下回った。

終値は前週末比486円18銭安の7162円90銭で、7200円を下回るのは1982年10月下旬以来、約26年ぶりだ。東京外国為替市場では、円が一時、1995年8月以来、約13年ぶりの円高水準となる1ドル=91円88銭まで急上昇した。

7200円を下回る株価。
1ドル=91円という円高。

えらいことになっている経済。
とんでもないことになっている金融市場。
1982年10月下旬以来、約26年ぶりに7200円を下回ったというのもすごい。

影響が連鎖してしまう以上、日本も経済的な悪影響はいなめない。

株価も、以前の半値といった水準であり、金融資産で株式を持っている人は、大きく資産を毀損してしまっている。

ただ、ある種の人たちにとっては、絶好の機会であることも事実。

一生懸命、生きようと再確認した。

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1,000円超の下落ですね、わかります

10月 16th, 2008 by admin

またまた、株価が大暴落。

8,458.45

前日比:-1,089.02 (-11.41%)
前日終値:9,547.47
始値:9,400.85
高値:9,400.85
安値:8,458.45

10%超、1,000円超の下落。

87年10月20日のブラックマンデー(14.90%)に次ぐ、過去二番目の下落率だそう。

この大変動で、悲喜こもごもといったところだろう。

<東証>終値も1000円超下落 8458円45銭

16日の東京株式市場は、前日の米国株価の急落などを受け、取引開始直後から全面安の展開となった。日経平均株価は3日ぶりに反落し、この日の最安値となる前日終値比1089円02銭安の8458円45銭で取引を終えた。下落率は、11.41%となり、87年10月20日のブラックマンデー(14.90%)に次ぐ過去2番目の水準となった。アジア市場でも株価が軒並み下落しており、再び世界同時株安の様相となった。

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日本を蝕む株価大暴落

10月 11th, 2008 by admin

これまた、えらいことになっている日本市場。

株価が大暴落。
また、10%近い下げで、8,276.43という、かなり低い水準まで下がってしまっている。

8,276.43

前日比:-881.06 (-9.62%)
前日終値:9,157.49
始値:9,016.34
高値:9,016.34
安値:8,115.41

ジョージ・ソロスの述べているように、適度な金融規制が必要だと気付きだすことを願う。

関連して、グレゴリー・マンキューのブログに面白い投稿が。

Recession or Depression?(景気後退か、それとも恐慌か?)

That is, with the benefit of hindsight, the committee says when the economy switches between expansion and contraction. Traditionally, milder contractions are called recessions and more severe contractions are called depressions, but there is no official word on which is which. Perhaps the clearest definition is this:

A recession is when your neighbor loses his job. A depression is when you lose yours.

景気後退と恐慌の境目は難しい、と。

経済は、拡大と収縮を繰り返す。

伝統的に、マイルドな収縮は、景気後退と呼ばれ、より厳しい収縮は恐慌と呼ばれる。
で、一番はっきりした定義は、次のようなものだろう。

景気後退とは、あなたのお隣さんが職を失うとき。
恐慌とは、あなたが職を失うとき。

これからの展開は、目が離せない。

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アメリカのバブル崩壊で、日本株も思いっきり下がってますね

10月 9th, 2008 by admin

ジョージ・ソロスが、「今年中に世界経済は、大恐慌以来の巨大バブル崩壊を迎えることになるだろう」という警告を発していますが、アメリカのバブル崩壊の波が、日本株にめったに見ないような下げ方をさせた模様。

9.38%もの大下落なんて、ひさしぶりに見た。

日経平均株価(10/8): 9,203.32
前日比:-952.58 (-9.38%)
前日終値:10,155.90
始値:10,011.64
高値:10,011.64
安値: 9,159.81

<東証>終値は952円安の9203円 戦後3番目の下げ率

8日の東京株式市場は、前日の米国株価が急落したことなどを受け、取引開始直後からほぼ全面安の展開となった。日経平均株価は5営業日続落、一時、前日終値比996円09銭安の9159円81銭まで値下がりした。終値は同952円58銭安の9203円32銭だった。下落率は9.38%で、戦後3番目の下げ率となった。終値で1万円を割り込んだのは03年12月以来4年10カ月ぶり。この株価は03年6月30日以来約5年3カ月ぶりの安値水準となる。

麻生首相、株価下落「想像を絶する」=追加対策の必要性強調-衆院予算委

麻生太郎首相は8日午後の衆院予算委員会で、日経平均株価が下落率で戦後3番目の大幅安となったことについて「普通じゃない。想像を絶するほどだ」と強い懸念を示した。その上で「先行き不安がものすごく出てきている。それを何とかするための対策をきちんとしないといけない」と述べ、追加の経済対策の必要性を重ねて強調した。

たしかに、ジョージ・ソロスの言うように、信用膨張の長期トレンドと市場原理主義により、バブルが肥大化した。

そして、いったん坂を転がり落ちると、とめどなく破滅へと進んでいくプロセス(=バブル崩壊プロセス)が現在進行中だと言える。

現在でも、まだ、不良債権は処理されておらず、また、その他の資産への価値低下の拡散が起こることだろう。

そして、もちろん、ジョージ・ソロスの言うように「支配大国としてのアメリカ、米ドルを基軸通貨として成立していた相対的安定の時代の終焉」が起こるのかもしれない。

しかし、楽観的なのかもしれないが、僕は人類がこのステージを乗り越えるものだと感じている。
バブル崩壊で影響は大きいだろうし、かなりの不況になるだろう。

ただ、それでも、僕には、このプロセスは、歴史の一部分にすぎないのだと感じられるのだ。

1929年や1930年前後のハーバード・ビジネス・レビューを読んだが、誌上では大恐慌の論文もチラッとはあったが、相も変わらず経済系(当時は)の論文が掲載されていた。

まるで、大恐慌が、あんまりたいしたことじゃないかのような感じで。

果たして、来るべき時代は、どのようなものなのだろうか。
少し研究してみたいと感じた。

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ソロスは警告する ジョージ・ソロス (著), 松藤 民輔 (解説) #59

10月 9th, 2008 by admin

1960年代のアメリカで、ヘッジファンド「クォンタム・ファンド」を設立、投資活動により、今日までに1兆3000億円もの個人資産を築き上げた著者、ジョージ・ソロスが、「今年中に世界経済は、大恐慌以来の巨大バブル崩壊を迎えることになるだろう」という警告を発したのが本書。

解説「私が今までで一番勉強させてもらった本だ」松藤民輔
序 目前に迫る「超バブル」崩壊
危機の背景
第一部 危機の全体像
第一章 根本概念
第二章 私はいかにして哲学者として挫折したか
第三章「再帰性」の理論
第四章 金融市場における「再帰性」
第二部 分析と提言
第五章 超バブル仮説
第六章 私はいかにして投資家として成功したか
第七章 2008年は、どうなるか?
第八章 政策提言
結論 ソロスは警告する

ジョージ・ソロスは、巨万の富を築くと同時に、自身の過去(ナチスによるハンガリー支配とホロコースト)の体験から、オープン・ソサエティという思想をベースに40億ドル(4000億円以上)以上もの巨額の寄付を行い、継続的な慈善活動をしている。また、ジョージ・ソロスは、僕の尊敬する人物の一人でもある。

本書でソロスは、現在の世界がアメリカ住宅バブルの崩壊以上の危機であり、ドルを国際基軸通貨とした信用膨張の時代が終焉を迎えようとしているのだと主張している。(⇒これをジョージ・ソロスは「超バブル」と呼ぶ)

その背景には、2つの事柄が重要な地位を占めている。

ひとつは、「支配的なトレンド」としての信用膨張、つまり信用マネーのあくなき肥大化

もうひとつは、「支配的な誤謬」としての自由放任主義、市場にはいっさい規制を加えるべきではないという考え方、つまり、市場原理主義があるのだと述べる。

信用膨張の背景には、「信用創造の手法が際限なく洗練されていく」ということがある。たとえば、不動産ローンの証券化が好例といえよう。これらの手法は、一見、リスクを低下させるように見えるが、金融商品全体を見れば、当然のごとくリスクはあり、しかも高いわけなので、債権の内容が明瞭でない以上、本当のリスクは高くなってしまうといえる。

市場原理主義とは、自由放任主義であり、市場メカニズムに対する行き過ぎた信頼の念、いわば市場信仰である。これらは、経済学における完全競争の理論に根本を求めることができ、ソ連の崩壊によって、勢いづくことになった。

しかも、興味深い点があり、それは、過去25年間に発生した金融危機の数々が、「それなりにうまく克服されてきたおかげで」、信用膨張のトレンドも、市場原理主義という誤謬も、かえって強化されてしまったのだという点だ。

このことは、まるで筋肉のようだ。ある程度の刺激を与え、それを克服することで、筋肉は強化される。ただ、筋肉と違うのは、それが強化されてしまうがゆえに、危機の拡大をもたらしてしまうという点だ。

加えて、一般通念として、危機には必ずFRBが資金供給で応じるという信念があるため、過去の救済劇におけるのと同じモラル・ハザードの成長が起きてしまっている。

ソロス曰く、実際には、FRBは過去あまりに多く金融システムを救済してきた結果、将来における救済余力を大幅に弱めてしまっているそうだ。これは、非常に重要な点である。

なぜなら、それが、危機の強化という側面と同時に、危機の対応力を弱めるという、危機をより悪化させる方向に集中していることになるからだ。そのため、真の危機が顕在化した際に、その力は、通常のものではなく、強化と対応力の弱体というかたちで大きなインパクトを与えることになってしまうのだ。

超バブルは、このような背景を持ちながら、3つの大きな流れが組み合わさってできているのだとジョージ・ソロスは言う。

第一の流れは、住宅ローンや消費者金融などで顕著な、担保価値に対する融資額の比率の上昇、信用のGDPに対する比率の上昇に示される、際限のない信用膨張の長期トレンドである。

先ほども述べたように、金融システムが危機に陥ったり、不況が訪れそうになったりするたび、金融当局は破綻しかかった金融機関を救済したり景気刺激を行ったりと介入する。

その結果、起こるのはモラル・ハザードだ。金融機関は、融資残高をひたすら増大させることが最も理にかなった行動となる。なぜなら、たとえ無鉄砲に貸し出しを増やしても、結果がダメなら、救済してもらえるのだから。

非常にシンプルな論理ではあるが、実際に起こったことであるし、日本でも起こる。これからも起こるだろう。

第二の流れは、金融市場のグローバル化

第三の流れは、金融規制の撤廃の進展と、その結果としての金融技術の加速度的な発達である。

これらの3つの大きな流れと、それらに付随する欠陥とが結びついた結果が、超バブルなのである。

ここで、住宅バブルの形成プロセスとその破滅プロセスについて、わかりやすくまとめてみる。

「住宅バブルの形成プロセス」

1. インターネットバブル崩壊・テロ問題
2. 金利低下・実質マイナス金利
3. 貸付基準の緩和・担保物件に対する融資額比率の拡張
4. 信用膨張
5. 不動産価格の上昇
6. 投機熱が高まる
7. 変動金利ローン・サブプライムローンによって、さらに過熱に
8. 加えて、証券化による「偽りのリスク低下」
9. 不動産業界のビジネス論理(手数料ビジネスなので、回転数を高めようとする)
10. 詐欺まがい商法
11. 住宅バブル

「いったん坂を転がり落ちると、とめどなく破滅へと進むことになるプロセス」

1. 危機的状況が散見される
2. 金融市場への波及
3. ファンドを売却する投資家・利益のために空売りする投資家
4. 市場の下落
5. 投資会社の破綻
6. ヘッジファンドは巨額の借入金のため資金繰りがつかず損失・破綻
7. 貸し出していた金融機関の損失
8. それらを加速させる資産価値の低下
9. 住宅用不動産のみならず、クレジットカード債権、自動車ローン債権、商業用不動産などへの価値低下の広がり
10. AIG、リーマンの破綻

とはいえ、ジョージ・ソロスは、過去の著作においても、市場原理主義という支配的なバイアスに対立し、適度な金融規制を加えるべきだと主張していたので、全体的な主張自体に変化はないのかもしれない。

ソロスが見ているには、結局は、次期大統領の仕事次第で、大きく変わるということだ。また、中国、インド、産油国などは経済成長がまだまだ力強いと見ているので、複雑。

このような結果、ソロスは、現在は「一つの時代の終わり」なのだ、と語る。

「一つの時代の終わり」とは、一言で言えば、アメリカが覇権を握った、「支配大国」として、そして米ドルを主たる国際通貨、準備通貨として成り立っていた相対的な安定の時代が終わりかかっている、ということだと語るのだ。

結局、ソロスは、このような誤解に支配された世界に提言をしているというわけだ。

人類にとっての望ましい政治体制、金融市場を理解するためのパラダイム、金融市場の規制の在り方、国際金融システムの改革案、地球温暖化と核拡散の対応、国際政治秩序の構築など、今後の問題点、議論する点について、啓蒙することで本書は締められている。

とても、示唆に富む、素晴らしい本だった。

59冊目

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