ゼロから億万長者

誰でも億万長者になる方法(しかも自動的に)

「オートマチック・ミリオネア(自動的に億万長者になる方法)」という本があります。20年前とかに出版された本だったと思います。

僕はたしか新刊になったときに買いました。
「うーん。なかなか実践は難しいのではないか?」と思った記憶があります。

それはアメリカの年金システムの制度設計や税制、証券投資のインフラがあっての書籍であって、未成熟だった日本では難しいように思ったからです。

そこから15年くらい経った最近ですが、「オートマチック・ミリオネア(自動的に億万長者になる方法)」が実践できるような状況が整ったと判断しています。

そのため、最近では「誰でも億万長者になる方法(しかも自動的に)」を「億万長者になるアプローチの基本」として、周囲の人に伝えるようにしています

今回は「誰でも億万長者になる方法(しかも自動的に)」の概要をお伝えしていきたいと思います。

「誰でも億万長者になる方法(しかも自動的に)」の概要

早速、「誰でも億万長者になる方法(しかも自動的に)」の概要をお伝えしてから、詳細を解説していきますが、概要としては下記の通りです。

  1. 企業型確定拠出年金に最大限拠出する。もし、企業型確定拠出年金がない組織の場合は、iDeCo(個人型確定拠出年金)を最大限拠出する。
  2. 月5万円程度を目安に貯蓄し、天引貯金。インデックス投資 or 個別株投資する。

1. 企業型確定拠出年金に最大限拠出する。もし、企業型確定拠出年金がない組織の場合は、iDeCo(個人型確定拠出年金)を最大限拠出する。

所属組織に企業型確定拠出年金制度(企業型DC)があれば、それを利用するのがベストです。

もし、企業型確定拠出年金がない組織の場合は、iDeCo(個人型確定拠出年金)を最大限拠出します。

上限いっぱいに拠出することで、社会保険料削減効果が得られつつ、かつ、所得税・住民税等の減税効果もありますし、運用時の収益も非課税でかつ、引き出す際も退職所得控除が使えます。お得です。

企業型確定拠出年金に拠出したら、運用先は下記の3つがいいです。

  1. ニッセイ日経平均インデックスファンド((購入・換金手数料なし)
  2. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  3. SBI・全世界株式インデックス・ファンド
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2. 月5万円程度を目安に貯蓄し、天引貯金。インデックス投資 or 個別株投資する。

加えて、月5万円程度を目安に貯蓄し、天引貯金。インデックス投資 or 個別株投資します

個別株のほうがリターンが高いです。とはいえ、知識・経験が要りますから、そういうのが難しければ、全世界株インデックスに投資するのがいいです。

「自動的に億万長者になれる方法」をシミュレーションしてみる

この「自動的に億万長者になれる方法」はシミュレーションすることが可能です。ですので、実際にシミュレーションしてみます。

  1. 企業型確定拠出年金+iDeCoで50,000円(実負担は35,000円程度?)
  2. 月50,000円程度を貯蓄・投資(インデックス or 個別株)

そういうわけで、ざっくり以下の条件でのシミュレーションになります。

  • 毎月の積立金額:100,000円
  • 想定年率リターン:5%
  • 積立期間:35年

この場合、想定リターンはインデックスファンドの平均値より小さめで見ています。

  • 10年目:15,503,622円
  • 20年目:40,757,393円
  • 30年目:81,893,113円
  • 35年目:111,329,612円

譲渡益課税などの効果で減衰しますが、企業型確定拠出年金やiDeCoは非課税なので、まあ、許容範囲かな、と。

  • 毎月の積立金額:100,000円
  • 想定年率リターン:7%
  • 積立期間:35年

この場合、想定リターンはインデックスファンドの平均値くらいになります。
今後、インフレが想定されますから、実際はこんな感じと思います。
実質リターンはもっと小さいでしょうが。

  • 10年目:17,211,405円
  • 20年目:51,068,841円
  • 30年目:117,671,540円
  • 35年目:172,204,222円
  • 毎月の積立金額:100,000円
  • 想定年率リターン:15%
  • 積立期間:35年

この場合、想定リターンは高配当株投資やバリュー株投資といった比較的リスクの低い投資手法にて、個別株投資を行った場合のリターンになります。

  • 10年目:26,364,928円
  • 20年目:133,025,720円
  • 30年目:564,528,110円
  • 35年目:1,144,222,823円

リターンが15%だと、35年目には11億円になるわけです。
これは年率リターンの違いが非常に大きな成果の差を生み出すことを示しています。

加えて、個別株投資をうまくやれば、このクラスの資産形成が可能であることを示唆しています。

シミュレーションからわかるのは「時間」が最も大きなファクター

かなり大きな金額に最終的にはなるかとは思うのですが、それに必要なのは「毎月85,000円の積立投資」というオチだけです。

もちろん、その金額の積み立てが難易度が高いというのもあるかとは思いますが、それは努力していただいて、と思います。

上記シミュレーションから見えてくるのは「時間」というファクターが最も大きいということです。

たとえば、25歳の人が30年間、この自動的に億万長者になれる方法を実践したとすれば、55歳の時点でざっくり1億1760万円くらいを保有していることになります。

つまり、適切な知識とちょっとした行動、そして、時間がありさえすれば、億万長者になれる豊かな社会である、ということです。

毎月積み立てするのがキツいといえば、キツいかもしれません

自動的に億万長者になる方法の概要を説明してきましたが、とはいえある程度の収入は必要になります。

企業型確定拠出年金の上限値が55,000円(iDeCo併用でも似たような金額)。加えて天引貯金で5万円。合計で毎月10万円の積み立てになります

企業型確定拠出年金の減税・社会保険料削減効果をもってしても、大体毎月8.5万円程度の自己負担になりますから、税引き前とはいえ、8.5万円程度の毎月の積み立てをするのは、全員が全員そう簡単ではないと思います。

ただ、これを継続できれば、大して何か考える必要もなく、いずれ億万長者になることは間違いないかなと考えます。

より効率的な方法はあるが、難易度は高い

もっと効率的に積み立て金額も少なく、もっと早く億万長者になる方法は企業型確定拠出年金を続けながらも、個別株投資をするということです。

個別株投資であれば、一般的な全世界株インデックスやS&P500などの米国株インデックスで得られるようなリターン年率、だいたい5から7%程度と思われますが、それを超えるパフォーマンスが得られます。

具体的には10%から25%といったところかなと思うんですが、うまくいけば50%の年率、リターンを得ることができます。そうすれば、ものすごいスピードで億万長者になることができます。

ただ、これはやっぱり株式投資の能力という一定の能力が必要になりますから、誰でもというわけにはいきません。

億万長者に自動でなれるシステムをつくるのが大事

世の中には2種類の人間がいます。

「お金に関心ある人」「お金に関心ない人」です。

お金に関心ある人が億万長者になるには比較的わかりやすいです。お金について研究して、興味を持って向き合って資産形成する方法を突き詰めていけばいいだけです。

一方でお金に関心ない人が億万長者になるのは大変です。

どう大変かというと、小金持ちにはなれるけれども、億万長者にはなれないからです。

その心は、投資しないからです。

お金に関心がないので。

お金に関心がなくて仕事頑張る人はお金が貯まる傾向にあります。消費性向が高い人はあまりお金が貯まりませんが。

お金は貯まりますが、通常、単なる預金で終わります。お金に関心がないので。

こういう人の場合、億万長者に自動でなれるシステムをつくるのが大事です。

手続きして、働くだけの自動的に億万長者になれるシステム

もちろん、手続きは面倒です。

企業型確定拠出年金の手続きを会社とやりとりして行います。また、個人アカウントで投資先を決める必要があります。

ただ、面倒ではあるのですが、一度手続きしたら、自動的にお金持ちになってきます

加えて、証券会社への積み立て投資も、預金口座の銀行に行って自動で振込される手続き(自動定期定額送金)をすることで自動化できます

最初の手続きがハードルが高いですが、乗り越えたら、あとは放置して、忘れて働くだけでお金持ちになれます。

個別株に投資する場合は、証券会社の口座は自動的なわけではないですが。。。

積立金額はそれは多いほうがいいに決まっている

自動的に億万長者になれるシステムを導入したら、あとは働いてお金を稼ぐだけなのですが、考えるべきことのひとつが、積立金額について、です。

これは積立金額はそれは多いほうがいいに決まっています

本気で早期に億万長者になりたいのであれば、収入の20%を目安に積み立てるといいと思います。なかには50%とか、80%とか言う猛者も投資系界隈にはいるそうなのですが、日ごろの生活にストレスを感じない程度の貯蓄率としたら、20%程度かな、という印象です。

実際にやってみてツラい場合は、最初は収入の1%とか2%を自動積立したらいいです。だんだん、1%2%だったらなくても特に気にならなくなります。そうしたら、5%にして、最終的に10%くらいにしていくといいです。慣れれば積立額を上げて、負荷を高めるイメージです。

意思の力ではお金は貯まらない

自動化のメリットは「意思の力に頼らなくてもいい」という点です。

努力や自分の意思でお金をためていくということは非常に困難を伴います。

なぜなら、本当に色んな企業が広告打ちまくって、街角ショーケースでアピールして、広告宣伝に常にさらされている状態の一般的な消費者が、お金を使わない生活を続けようというのは、ある種、変人なライフスタイルを送らなければならないので、やめたほうがいいです。

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オートマチック・ミリオネア(自動的に億万長者になる方法)の魅力

妻が経営する、でんホームという会社の社員で若い社員がいるのですが、彼はとても興味深い存在と見ています。

彼はお金に執着しておらず、また、まさか人生で自分がお金持ちになるとも思っていなければ、人一倍優れて非常に優秀というわけでもない、ただの平凡な若者です。

特筆すべきほど頭が切れるというわけではなく、人柄はいいのですが、特別なスキルがあるというわけではない状態。

一般的な意見というか、書籍だったりの意見をベースにすれば、おそらくは100人中99人が彼は億万長者にはなれない、と言うでしょう。

実際、彼が僕に出会わなければ、億万長者になれる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。

ただ、この「オートマチック・ミリオネア(自動的に億万長者になる方法)」を使えば、理屈的に億万長者になれるわけです。

もちろん、彼が起業して成功できるかと言われると、僕も99%無理だと思うのですが、億万長者になるのは仕事上、職業上のスキルなどではなく、税効果の高い方法で地道に積み立て投資をすることが肝心であり、それを継続できれば実現できる理屈としての行動結果だと考えていますので、実現可能と考えています。

ここが難しいのですが、仕事上・職業上のスキルや営業能力、コミュニケーション能力、人間力といったものが問われる「起業」しての会社経営しての成功と、資産形成の結果として1億円以上の億万長者になるという成功とは全く異なっているということです。

億万長者になるという成功は必要とされる適切な行動と適切な積み立て投資があれば良いだけで、仕事は会社員でもなんでもいいのです。

実証実験としては、若い社員が実際に億万長者になれたとしたら、ある程度の成功というか、論理としても正しかったし、実際上においても正しかったと証明できるのではないか、と考えます。

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