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ランクル、アルファードだったら、実質格安で乗れる説を解説+実証実験してます

結構前の話なのですが、車をお得に乗る方法というテーマの話をYouTubeだったり、ウェブ記事だったりで見ました。そのときは「ふーん」という感じだったのですが、3年前くらいに家庭内の話で「7人乗りの車」が必要だという話になりまして。

それで妻がずっとほしいと思っていた車「ランドクルーザー」を買おうかという検討段階になりました

それで、お得に乗ることのできるテーマと絡めて、意思決定に至った経緯や判断材料についてまとめておこうと思います。

テーマとしましては『ランクル、アルファードだったら、実質格安で乗れる説を解説+実証実験してます』です。

日本車のなかには「新車取得価額=2-3年後の買取価格」の車が存在しているという驚愕の事実

まず、大前提として日本車のなかで「買った価格と同じくらいの価格で売れる(買取してもらえる)車がある」という驚愕の事実があります。驚きですよね。

常識的に考えれば、新車を買った金額から、2-3年乗って走行距離が進めば価値は落ちて、安く買い取られるのがオチです。中古ですから。

実際、買った車は2-3年すれば、買った金額の半額以下くらいでしか中古車として買取してもらえません。500万円の車で売れる金額は200万円とか。

ともかく、なぜ、「買った価格と同じくらいの価格で売れる(買取してもらえる)車がある」という驚愕の状況になるのかというと、結局は市場経済における「需要と供給」のバランスで、需要が大きく上回っているから、となります。

買った値段と同じ値段で売れるような車の具体例

具体的な車種で言えばトヨタ車の「ランドクルーザー300(ランクル300)」「ランドクルーザー250・プラド(ランクル250・ランクルプラド)」「アルファード」といった車種です。

他には

  • スズキ・ジムニー
  • メルセデスベンツ・Gクラス

などがあります。

これらの車種は買った値段と同じくらいの値段で中古車として売れるような車になります。

なぜ、「買った価格と同じくらいの価格で売れる(買取してもらえる)車がある」のか?

なぜ、「買った価格と同じくらいの価格で売れる(買取してもらえる)車がある」のでしょうか?

結論としては市場経済における「需要と供給」のバランスということになるのですが、個別具体的な解説をします。

ランドクルーザーの買取価格が高い理由

ランドクルーザー系の中古車買取価格が高い理由は、日本国内での安定的な人気がある、という点がまず、買取価格の底堅さを意味しています。加えて、高い理由は「パキスタン輸出」があるからです。

パキスタン輸出(中東への輸出)は中東において、砂漠地帯だったり、未舗装の荒れた道路を走る上で、ランドクルーザーの謳い文句「どこにでも行って、安全に帰ってこれる車」に近しいような、過酷な環境下でも生きて帰られる車という評判を得ていますから、需要が強いです。

その上で、海外でのランドクルーザー販売価格は日本国内の価格よりもかなり高いです。

例えば、日本国内で800万円くらいのランドクルーザー300ですが、イギリスだと、1600万円以上します。

そういうわけで、中古車を高く買取してパキスタン輸出しても、中東の人からすると「安い!」となるわけです。日本国内と海外の価格差を利用するということです。

それで、ランドクルーザーのパキスタン輸出の場合、新車登録4年目から輸出可能になり、新車登録5年目に関税率が下がります。そのため、ランドクルーザーの中古車買取相場は3年目までは下がっていき、4年目に上がり、5年目まで上がります。5年目を超えると、グッと下がります。

ですから、最適解は「5年目になる数カ月前に売る」となります。

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アルファードの買取価格が高い理由

アルファードの中古車買取価格が高い理由は、ランドクルーザー系と同様に、日本国内での安定的な人気がある、という点がまず、買取価格の底堅さを意味しています。加えて、高い理由は「マレーシア輸出」があるからです。

僕は直接、業界人の方にも聞いているのですが、マレーシアは自動車産業はあるにはあるそうなのですが、安価なゾーンの車だそうです。

マレーシアのお金持ちは自国の車に乗りたくはなく、日本車に乗りたいそうです。それでマレーシアの方々は家族が多く、7人乗りが良いそうで、そういうわけでアルファードがマレーシアのお金持ちに人気になります。

マレーシアでのアルファードを現地の正規ディーラーで買うと、1600万円?くらいするそうです。

そういうわけで、日本国内でアルファードを中古車で高く買取しても、輸出すれば高く売れますから、中古車買取価格は高くなるわけです。

アルファードの場合はランドクルーザーとは異なりまして「1年落ちの状態が新車に近いアルファード」が高く売れるそうです。

ランドクルーザーの場合は「3年落ち〜5年落ち前まで」が高いのですが、アルファードは新車同様の1年落ちになります。

これはまず、マレーシアが新車の輸入を禁止しているのがあったと記憶しています。なので、1年落ち。

また、マレーシア国内の自動車産業保護のため、自動車の年間輸入台数を制限しているそうなので、新車に近いものが好まれる理由。

さらに、マレーシアのお金持ちは古いアルファードじゃなくて、新車のアルファードみたいなのを安く乗りたいわけなので、新車に近いものが好まれるという理由。

これらの複合的な理由で、アルファードの最適解は「1年落ちの状態が新車に近いアルファード」が高く売れるということになります。

ランクル、アルファードだったら、実質格安で乗れる説を実証実験してます

これらのような話、要は「ランクル、アルファードだったら、実質格安で乗れる説」を会った方々に言っていましたら、

「実際にやったことがあるんですか?」

とピュアに聞かれまして、

「やったことはないです」

というのが恥ずかしかったので、実際にやってみようと思いまして、今にいたります。

実際に、現在所有しているのが「ランドクルーザー・プラド」と「ランドクルーザー250」になります。

基本的に、ランドクルーザー250も、アルファードも、レア車で入手困難なのですが、買う抽選申込はしようと思います。

すでに所有しているプラドと250については売却時の金額も明らかにして、トータルの収支を明らかにしたいですし(ガソリン代とか高速代、維持費はまあかかりますが)、アルファードも買ってみたいですね。

実際に、実証実験してみて、それで実現できたら、ドヤ顔で説をとなえることができますから、まあそれ目的な感じもあります。

2024年12月時点では、ランドクルーザー250も、アルファードも、買うことができません。購入申込して抽選して当選したら買うことのできる車です。ランドクルーザー250の抽選は2026年にあるとは思います。